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ポーランド歴史機関の決定にゼレンスキー大統領が反発、「オルバンと同じ」と批判

ポーランドの国立歴史記念院長がウクライナの特定の人物への勲章授与に関する決定を下し、ゼレンスキー大統領がハンガリーのオルバン首相と比較して強く批判しています。

ポーランド歴史機関の決定にゼレンスキー大統領が反発、「オルバンと同じ」と批判
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • ポーランドの国立歴史記念院長がウクライナ関連の勲章を巡る決定で批判を浴びています。
  • ゼレンスキー大統領は、その決定をハンガリーのオルバン首相の行動になぞらえて強く非難しました。
  • ポーランドとウクライナ間の歴史認識、特に第二次世界大戦期の複雑な問題が背景にあります。
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ポーランド国立歴史記念院の決定が波紋

ポーランドで、国立歴史記念院(IPN)のカロール・ナブロツキ院長が下したウクライナの特定の人物への勲章授与に関する決定を巡り、隣国ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が強く反発する事態が起きています。ゼレンスキー大統領は、ナブロツキ院長の行動をハンガリーのヴィクトル・オルバン首相の政策になぞらえて批判しており、両国間の歴史認識を巡るデリケートな問題が再び浮上しています。

国立歴史記念院(IPN)は、ポーランドの歴史、特に20世紀の複雑な出来事に関する研究、教育、そして歴史的記憶の保存を目的とする政府機関です。その決定は、しばしば国内外で大きな注目を集めます。今回問題となっているのは、ウクライナの特定の歴史的功労者とされる人物への勲章に関するナブロツキ院長の判断であり、その詳細については現地報道でも様々な憶測が飛び交っていますが、ウクライナ側からは「軽率な」決定との批判が出ています。

ゼレンスキー大統領の厳しい言葉

ゼレンスキー大統領は、この決定に対し「これはオルバンがやっていたことと同じだ」と述べ、ナブロツキ院長の行動を非難しました。ハンガリーのオルバン首相は、その歴史政策やウクライナに対する姿勢を巡って国際社会から批判を受けることが多く、ゼレンスキー大統領の発言は、ナブロツキ院長の決定がポーランド・ウクライナ関係に与える負の影響の大きさを強調するものと見られています。ウクライナ大統領府からも厳しい声が上がっており、アンドリー・シビハ副長官はナブロツキ院長を「破壊者になった」と痛烈に批判しています。

歴史認識の複雑な背景

ポーランドとウクライナは、隣国として歴史的に複雑な関係を築いてきました。特に第二次世界大戦中から戦後にかけての民族間の衝突や、特定の歴史的人物に対する評価は、両国で大きく異なる場合があります。ポーランドでは、ウクライナ民族主義組織(OUN)やウクライナ蜂起軍(UPA)といった組織のメンバーが、第二次世界大戦中にポーランド市民を虐殺した歴史があるため、ウクライナがこれらの組織の指導者やメンバーを英雄視することに対し、強い反発があります。

ナブロツキ院長の決定が具体的にどの人物や事柄に関するものかは明示されていませんが、こうした歴史的な背景が今回の問題の根底にあることは想像に難くありません。一方、ナブロツキ院長の決定に異議を唱える動きもポーランド国内でみられ、ゼレンスキー大統領に対して「市民勲章」を贈呈する動きも報じられています。これは、ポーランド国内にもウクライナとの良好な関係を重視し、歴史認識問題が外交関係に影を落とすことを懸念する声があることを示しています。

この一件は、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中で、連帯が求められる両国間に生じた新たな軋轢として、今後の動向が注目されます。

※本記事はポーランドの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:PolsatNews.pl

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