
この記事のポイント
- ネタニヤフ首相の汚職裁判で、審理を週5日に増やし進行を速める案が浮上している。
- 首相側は加速に反対し、この日は自ら法廷に出向いてペースを上げないよう求めた。
- 審理スケジュールは現職首相の政治的立場にも直結するため、重要な攻防点となっている。
ネタニヤフ裁判、審理「週5日」案が浮上
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が被告となっている汚職事件の裁判で、現在より審理のペースを大幅に速める案が検討されていると、現地メディアが伝えています。具体的には、これまで週あたり数日だった審理を「週5日」に増やし、裁判全体の進行を加速させるというものです。
ネタニヤフ首相は2020年から、収賄・背任・詐欺などの罪に問われており、首相在任のまま被告として法廷に立つという異例の状況が続いています。裁判はすでに長期化しており、終結の見通しは立っていません。
首相側は「加速」に反対
報道によれば、ネタニヤフ首相はこの審理加速の動きに反対しており、この日はわざわざ自ら法廷に足を運び、ペースを上げないよう求めたとされています。弁護側は、審理を急ぐことで十分な防御ができなくなると主張しているもようです。
背景には、担当裁判官の一人が退官時期を控えているという事情があるとも報じられています。弁護側からは「このペースでは裁判官の退官前に審理を終えられない」との発言や、過去の歴史的裁判を引き合いに出す主張も出たとされますが、こうした個々の発言内容は報道により細部が異なるため、確定的なものとしては扱えません。
なぜ「審理のペース」が争点になるのか
裁判の進行ペースは、一見すると事務的な手続きに見えますが、現職首相が被告であるこの裁判では政治的な意味を帯びます。審理が長引けば、首相が「裁判中」という立場のまま政権運営を続けることになり、逆に加速すれば判決の時期が早まる可能性があります。そのため、スケジュールそのものが双方にとって重要な攻防点になっているとみられます。
イスラエルでは、現職の首相が刑事裁判の被告となっていること自体が国内政治の大きな争点であり続けています。今回の「週5日」案が実際に採用されるかどうかは、今後の法廷の判断に委ねられます。なお、本記事は審理スケジュールという一点に絞っており、関連して報じられている他の論点には立ち入っていません。
※本記事はイスラエルの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:mako




