
この記事のポイント
- ドイツの右派政党AfDが東部エアフルトで党大会を開催した
- 共同党首のクルパラ氏とヴァイデル氏がそろって再選された
- 第2党に躍進した同党の今後の路線に国内外の注目が集まる
エアフルトで開かれたAfDの党大会
ドイツ東部テューリンゲン州の州都エアフルトで、右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の党大会が開かれました。AfDは反移民・EU懐疑を掲げる政党で、近年は東部を中心に支持を大きく伸ばし、2025年の連邦議会選挙では第2党にまで躍進した存在として、ドイツ国内外で注目を集めています。今回の党大会では、党の顔となる指導部を改めて選ぶ選挙が行われました。
共同党首の2人を再選
党大会では、代議員(各地から選出された党員の代表)による投票の結果、これまで共同党首を務めてきたティノ・クルパラ氏とアリス・ヴァイデル氏の2人が、そろって党首に再選されました。AfDは1人のトップではなく複数の党首が並び立つ「共同党首制」を採用しており、今回もこの2人体制が継続する形となります。
報道によれば、クルパラ氏は自身の得票結果におおむね満足だと述べたとされます。一方のヴァイデル氏は、連邦議会で存在感を増した党をどう率いていくか、その姿勢が改めて問われる場面となりました。具体的な得票率などの数字は報道により異なるため、ここでは断定を避けます。
問われる今後の路線
指導部が留任したことで、AfDが当面は現行路線を維持するとの見方があります。ただし、勢いを増す党が今後どの方向に舵を切るのか——より穏健な路線で支持層を広げるのか、あるいは強硬な主張を前面に出すのか——は、ドイツ政治の大きな焦点です。ドイツでは他党がAfDとの連立を拒む「防火壁(ブランドマウアー)」と呼ばれる姿勢を取っており、党の規模拡大と政治的孤立が同時に進む状況が続いています。今回の党大会は、その行方を占ううえで一つの節目となりました。
※本記事はドイツの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:DIE ZEIT




