
この記事のポイント
- 米建国250年の独立記念日式典でのトランプ氏演説を、オランダ公共放送NOSなどが報道した。
- トランプ氏は「アメリカを偉大に保つ」と述べ、投票は市民権保持者に限る考えを示した。
- 記念日が党派対立の舞台になっている点に、オランダ側は関心と戸惑いを寄せている。
オランダ主要メディアが伝えた「建国250年」の式典
オランダの公共放送NOSをはじめとする複数の現地メディアが、アメリカの建国250周年にあたる独立記念日(7月4日)の式典と、そこでのトランプ大統領の演説を大きく報じました。NOSはオランダの公共放送で、日本のNHKに近い立場の報道機関です。ヨーロッパから見たアメリカの節目として、関心が高いことがうかがえます。
報道によると、トランプ大統領は式典で「アメリカを『偉大(great)』なままに保つ」と強調し、投票は市民権を持つ者だけに認めるべきだという考えを示したとされています。「great」という語は、トランプ氏が繰り返し掲げてきたスローガン「Make America Great Again(アメリカを再び偉大に)」を意識した表現とみられます。
「市民権保持者だけが投票」という主張の背景
アメリカでは、連邦の選挙で投票できるのは原則として市民権を持つ人に限られています。そのためこの発言自体は、制度を大きく変えるというより、非市民による投票への警戒を政治的に強調するメッセージと受け止められています。移民や選挙の公正さをめぐる論争は、アメリカ国内で長く続く対立軸であり、支持層に向けたアピールという側面が指摘されています。
ただし、具体的にどの制度を、どのように変えるのかといった詳細までは現地報道からは断定できません。演説の位置づけについても、記念式典の場でありながら党派色が強いとする見方が現地メディアの一部から示されており、評価は分かれているようです。
オランダから見たアメリカの「節目」
オランダの報道では、式典そのものだけでなく、独立記念日を政治とどう結びつけるかについても関心が向けられていました。誰が政権にいるかとは切り離して祝うべきだという声や、記念日が党派対立の舞台になっていることへの戸惑いも紹介されています。ヨーロッパの視点からは、アメリカの分断や政治の空気を映す出来事として捉えられているといえます。
日本ではこうしたオランダ発の報じ方まで伝わることは多くありませんが、同じ出来事でも国によって注目点が異なる点は、国際ニュースを読むうえで参考になります。
※本記事はオランダの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:NOS




