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イスラエルで再燃する「三権分立」論争 カルヒ通信相が大統領に反論

イスラエルのカルヒ通信相がヘルツォグ大統領に反論。最高裁(バガツ)と法の関係、三権分立をめぐる国内対立が改めて表面化した。

イスラエルで再燃する「三権分立」論争 カルヒ通信相が大統領に反論
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • カルヒ通信相がヘルツォグ大統領を「立場を変えた」と公然と批判した
  • 争点は最高裁バガツの権限と、司法が法に従うかどうかの解釈である
  • 背景には司法改革と三権分立をめぐるイスラエル国内の根深い対立がある
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イスラエルで、政府と司法の関係をめぐる論争が改めて熱を帯びている。きっかけは、シュロモ・カルヒ通信相(右派・リクード所属とされる)が、イツハク・ヘルツォグ大統領の発言に真っ向から反論したことだ。カルヒ氏は大統領を「立場を変えた(宗旨替えした)」と批判し、国内メディアで大きく取り上げられた。

「バガツも法に従う」という主張

カルヒ氏の反論の核心は、イスラエルの最高裁にあたる「バガツ(高等法院)」の位置づけにある。バガツは政府や国会の決定に対して違憲審査に近い強い権限を持ち、その権限の大きさがしばしば政治的な争点になってきた。カルヒ氏は、故イツハク・ラビン元首相ですら「バガツは法に従属する(法の下にある)」という趣旨の発言をしていた、と引用し、司法が法の上に立つべきではないと主張したと報じられている。ラビン氏の発言の正確な文言や文脈については、報道の要約からは断定できない点に留意が必要だ。

大統領と閣僚が対立する構図

イスラエルの大統領は、日本の首相のような行政の長ではなく、国民統合の象徴的な役割を担う立場だ。その大統領が政治的な論争に踏み込むこと自体が注目され、これに現職閣僚が公然と反論する構図は、国内の緊張の深さを映している。背景には、近年続く「司法改革」をめぐる激しい対立がある。政府・与党側は選挙で選ばれていない裁判官の権限が強すぎると批判し、反対派は司法の独立と三権分立が損なわれると懸念してきた。

日本の読者が押さえたい点

今回のやり取りは、単なる要人同士の言い合いにとどまらず、「誰が最終的な判断権を持つのか」という国家の統治構造そのものを問う対立の一場面だといえる。三権分立や司法審査のあり方は各国で制度が異なり、イスラエルでは成文憲法を持たない事情もあって議論が先鋭化しやすい。今後の政治日程や司法判断次第で、この対立がさらに深まる可能性がある。

※本記事はイスラエルの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:ynet

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