
この記事のポイント
- デ・ラ・エスプリエリャ氏がペトロ大統領を「クーデターを企てている」と非難した
- 新旧政権の移行作業(エンパルメ)が摩擦の末に一時中断された
- 移行期の「クーデター」非難は深刻な政治的不信を示し、今後の動向が焦点となる
南米コロンビアで、政権の引き継ぎ(現地語で「エンパルメ」=新旧政権の移行作業)をめぐる政治的な緊張が高まっている。アベラルド・デ・ラ・エスプリエリャ氏が、現職のグスタボ・ペトロ大統領について「『クーデター(golpe de Estado)』を狙っている」と強い言葉で非難したと、独DWをはじめとする現地・国際メディアが伝えた。両者の間で激しい応酬が続き、移行のための実務作業が一時停止する事態にまで発展したという。
何が起きているのか
報道によれば、デ・ラ・エスプリエリャ氏の陣営とペトロ政権の間で、権力移行に向けた「エンパルメ」の協議が摩擦の末に中断された。デ・ラ・エスプリエリャ氏は軍(Fuerzas Armadas)に対しても呼びかけを行ったとされ、これに対しペトロ大統領が反応するなど、応酬がエスカレートしている。ただし、双方の発言の正確な文言や、どの手続きがどこまで進んでいたのかについては報道により差があり、現時点で断定できない部分も多い。
背景にあるもの
コロンビアは大統領制の国で、左派のペトロ氏が現職大統領を務めてきた。デ・ラ・エスプリエリャ氏は著名な弁護士として知られる保守系の政治的人物で、政権移行の文脈で名前が挙がっていることから、次の政権を担う立場にあるとみられる。もっとも、選挙結果や就任日程といった具体的な事実関係については、この要約情報だけでは確定できないため、ここでは一般的な文脈として補足するにとどめる。
「クーデター」という言葉の重み
ラテンアメリカでは20世紀に軍事クーデターが繰り返された歴史があり、「クーデター」という言葉は政治的に極めて重い意味を持つ。移行期に一方が相手をこの言葉で非難することは、単なる政策対立を超えた深刻な不信の表れといえる。今後、移行作業が再開されるのか、緊張がさらに高まるのかが焦点となりそうだ。
※本記事はコロンビアの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:DW.com




