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スペイン閣僚「モロッコ政府の責任を調査すべき」——セウタ移民問題で発言

スペインのガルシア保健相が、飛び地セウタの移民流入をめぐりモロッコ政府の責任追及に言及。外交領域に踏み込む発言として波紋を広げている。

スペイン閣僚「モロッコ政府の責任を調査すべき」——セウタ移民問題で発言
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • スペインのガルシア保健相がセウタの移民流入でモロッコ政府の責任調査に言及した
  • セウタはモロッコに囲まれたスペインの飛び地で、移民流入の玄関口となっている
  • 外交を所管しない保健相の発言として、政権内の一貫性を乱すと波紋が広がっている
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スペインのモニカ・ガルシア保健相が、北アフリカにあるスペインの飛び地都市セウタへの移民流入をめぐり、「モロッコ政府にどのような責任があるのかを、私たちは調査しなければならない」と述べた。閣僚が隣国モロッコ(ラバトはモロッコの首都で、しばしば「モロッコ政府」の代名詞として使われる)の関与を名指しで問題視したことで、スペイン国内では外交上の波紋が広がっている。

セウタとは——モロッコに囲まれたスペインの飛び地

セウタは、地中海をはさんでスペイン本土の対岸、モロッコ領内に食い込むように位置するスペインの自治都市だ。同じ飛び地のメリリャとともに、アフリカ大陸からヨーロッパへの「陸の国境」となっており、より良い暮らしを求める移民が押し寄せる玄関口として、たびたび緊張の舞台になってきた。セウタとモロッコの関係が悪化すると移民の流入が急増する、という構図が繰り返されてきた経緯がある。

「残酷なやり方」——外交領域に踏み込んだ発言

報道によれば、ガルシア保健相はモロッコ側が移民を「残酷なやり方で」利用していると批判し、その責任を調べる必要があると主張したとされる。移民の流出入を外交カードとして使う手法への非難とみられる。

ただし、保健相は本来、外交を所管する立場ではない。スペインでは外交はあくまで首相府や外務省の領分であり、保健相がモロッコ政府の「責任」に言及したことは、政府内の役割分担や対モロッコ外交の一貫性を乱しかねないと受け止められている。ガルシア氏は連立政権の一角を占める左派系「スマール(Sumar)」に近い人物として知られ、政権内での立場の違いが表面化した形だ。

背景にある人道と外交のジレンマ

セウタでは流入した移民の受け入れ能力が限界に近づいているとされ、人道的対応と国境管理、そして対モロッコ外交のバランスをどう取るかがスペイン政府に突きつけられている。閣僚の一人が公然と隣国の責任に踏み込んだことで、この難題があらためて浮き彫りになったといえる。今後、政権として発言をどう位置づけ、モロッコとの関係にどう影響するかが注目される。

※本記事はスペインの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:RTVE.es

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