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フィリピン上院、サラ・ドゥテルテ副大統領の弾劾裁判を終日審理へ

フィリピン上院は、サラ・ドゥテルテ副大統領の弾劾裁判を終日審理に切り替えた。予算審議で休会に入る前に審理を進める狙いとみられる。

フィリピン上院、サラ・ドゥテルテ副大統領の弾劾裁判を終日審理へ
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • フィリピン上院は、予算審議で休会に入る前に、副大統領の弾劾裁判を終日審理に切り替えた。
  • 9月30日の審理を取りやめて長時間審理の準備にあて、10月1日には通算31日目の審理を開いた。
  • 有罪には上院の3分の2以上の賛成が必要で、次期大統領選をにらんだ政局への影響も注目される。
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フィリピンで続いているサラ・ドゥテルテ副大統領の弾劾裁判で、弾劾裁判所となっている上院が審理日程を見直しました。現地メディアによると、上院は国家予算の審議で裁判を中断する前に、審理を「終日」の日程に切り替えます。9月30日に予定していた審理は取りやめ、その日を長時間審理の準備にあてました。10月1日の審理は通算31日目と報じられています。

なぜ日程を詰めるのか

フィリピン議会は毎年この時期、翌年度の国家予算案(一般歳出法案)の審議に追われます。上院議員は弾劾裁判の「裁判官」も兼ねているため、予算審議と裁判を同時に進めるのは負担が大きくなります。予算審議で裁判が止まる前に、集中して審理を進めておく狙いがあるとみられます。どこまで進める予定なのか、具体的な見通しは報道からははっきりしません。

フィリピンの弾劾制度とは

フィリピンの憲法では、大統領や副大統領などの高官を弾劾できます。まず下院が訴追を決め、上院が弾劾裁判所となって審理します。有罪とするには上院議員(定数24人)の3分の2以上の賛成が必要です。有罪になれば罷免され、公職に就く資格も失うことがあります。日本の裁判官弾劾裁判所とは仕組みも対象も違い、行政府の最高幹部の進退を議会が決める点が大きな特徴です。

ドゥテルテ副大統領と政局

サラ・ドゥテルテ氏は、ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領の長女です。2022年の選挙ではマルコス大統領と組んで当選しましたが、その後両陣営は対立を深めました。2025年にも副大統領に対する弾劾訴追がありましたが、最高裁が手続き上の問題を理由に無効と判断した経緯があります。副大統領は次の大統領選の有力候補ともされており、裁判の結果は今後の政局に大きく影響すると一般にみられています。

今後の注目点

終日審理に切り替えたことで、証人尋問や証拠調べがどこまで進むかが当面の焦点です。上院議員の多くは政治的な立場を持っており、審理の進め方そのものが与野党の駆け引きになる可能性もあります。評決の時期はまだ見通せませんが、予算審議を挟んで裁判がどう再開されるかにも注目が集まりそうです。

※本記事はフィリピンの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:Inquirer.net

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