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スペインの人気デュオ・アマラル、強制退去後に死亡した87歳女性を歌で追悼

スペインで強制退去後に亡くなった87歳の女性マリカルメンさんを、サラゴサ出身の人気デュオ・アマラルがライブで追悼。住宅問題への怒りが全国に広がっている。

スペインの人気デュオ・アマラル、強制退去後に死亡した87歳女性を歌で追悼
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • サラゴサ出身の人気デュオ・アマラルが、強制退去後に死亡した87歳女性をライブで歌とともに追悼した。
  • 女性はマドリードで71年住んだ家から退去させられ、住宅危機の象徴として全国的な抗議の広がりを生んだ。
  • 黙とうを拒んだ右派政党やメディアの論調に批判が集まり、バルセロナ地下鉄では従業員主導の1分間停止も実施。
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ライブ会場で捧げられた追悼

スペインを代表するポップロック・デュオ「アマラル(Amaral)」が、強制退去の後に亡くなった87歳の女性マリカルメン・アバスカルさんをライブで追悼し、現地メディアで大きく報じられました。アラゴン州の地元紙エラルドによると、ボーカルのエバ・アマラルらは歌の形で哀悼の意を示し、「あと何人死ななければならないのか」という言葉を会場に投げかけたと伝えられています。アマラルはアラゴン州の州都サラゴサ出身で、2000年代から全国的な人気を誇るグループです。社会的なメッセージを発信することでも知られています。

マリカルメンさんとは誰か

マリカルメンさんはマドリード中心部のレティーロ地区で71年間暮らしてきた住まいから、9月23日に強制退去させられました。担架で運び出される姿が報じられたことで、スペインで深刻化する住宅問題の象徴的な存在となり、各地で大規模な抗議デモが起きました。10月7日に亡くなると追悼の動きは一気に広がり、翌8日にはマドリードの中心プエルタ・デル・ソルから自宅前まで多くの市民が行進しました。

追悼をめぐって政治的対立も

一方で、追悼のあり方は政治的な争点にもなっています。マドリード州議会やアラゴン州議会では、中道右派の国民党(PP)と右派政党ボックス(Vox)が黙とうへの参加を拒みました。両党は死を悼むとしつつ、「政治利用に加担しない」ことを理由に挙げています。これに対し左派系メディアからは、一部の右派メディアがマリカルメンさんを「仕組まれた演出」のように扱ったとして強い批判が出ています。首相の別邸ラ・マレータで決められた作戦だ、といった論調まで報じられたとされ、憎悪をあおる言説への反発が高まっています。

労働者が自主的に動いたバルセロナ

追悼は首都にとどまりません。バルセロナの地下鉄では10月9日正午に、従業員側の呼びかけで1分間の運行停止が行われることになりました。行政の決定ではなく、現場の労働者の連帯から生まれた動きだと報じられています。同日夜には借家人組合がバルセロナでデモを予定しており、9月に退去後に自ら命を絶った別の女性もあわせて追悼するとしています。

背景にあるスペインの住宅危機

スペインでは近年、家賃の急騰や投資目的の物件買い占めで、都市部の住宅取得が困難になっています。高齢者が長年の住まいを失う事例は、制度の隙間を映すものとして批判の的です。アマラルの追悼は、こうした社会の空気を音楽の場で代弁したものと受け止められています。ただし、追悼で歌われた具体的な曲目や発言の全文については、本記事の時点で確認できていません。

※本記事はスペインの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:heraldo.es

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