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台湾・国慶節前夜祭が新北で開幕 頼総統、与野党議員に「総予算の早期成立」を訴え

台湾の建国記念日「国慶節」を前に新北市で前夜祭が開かれた。頼清徳総統は与野党を超えて立法委員に中央政府総予算の早期成立を呼びかけ、経済成果の全民共有を訴えた。

台湾・国慶節前夜祭が新北で開幕 頼総統、与野党議員に「総予算の早期成立」を訴え
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • 台湾の建国記念日「国慶節」を前に、前夜祭が今年は新北市で開かれ、頼清徳総統と韓国瑜立法院長が出席した。
  • 頼総統は党派を超えて立法委員に中央政府総予算の早期成立を呼びかけ、経済成果の全民共有を訴えた。
  • 立法院は野党が多数の「ねじれ」状態で予算審議が難航してきたため、祝賀の場を使った協力要請とみられる。
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国慶節の前夜祭、今年は新北市で開催

台湾では10月10日が「国慶日(双十節)」と呼ばれる建国記念日にあたり、毎年、総統府前での式典や各地の催しが行われます。その前夜に開かれる恒例行事「国慶晩会(前夜祭)」が、今年は台北市に隣接する人口最多の都市・新北市で開かれました。歌や舞踊など多彩なステージが並び、台湾文化の多様性を示す構成になったと現地メディアは伝えています。

会場には頼清徳(らい・せいとく)総統のほか、立法院(国会に相当)の韓国瑜(かん・こくゆ)院長も出席しました。韓院長は「頼総統とともに故郷で祝うことには特別な意味がある」と述べたと報じられています。頼総統は新北市の出身であり、地元での開催を意識した発言とみられます。

頼総統が訴えた「総予算の早期成立」

注目を集めたのは、頼総統が式典のあいさつの中で、党派を超えて立法委員(国会議員)に向け、中央政府総予算を速やかに成立させるよう呼びかけた場面です。総統府の発表によると、頼総統は全国民が経済の果実を分かち合えるようにしたいと述べ、団結と協力によって台湾の成果を国民の「実感できる幸せ」に変えていくと強調しました。

台湾では現在、総統を出している民進党が立法院では少数派にとどまり、最大野党の国民党と民衆党が多数を占める「ねじれ」の状態が続いています。このため政府が提出する予算案の審議はたびたび難航し、与野党の対立の焦点になってきました。祝賀の場であえて予算に言及したのは、国民の目が集まる機会を使って野党側に協力を促す狙いがあると考えられます。

祝賀ムードの裏にある政治の現実

国慶節の行事は本来、党派を超えて国の節目を祝う場ですが、与野党対立が深まる台湾では、総統と立法院長が同じ舞台に立つこと自体が一つのメッセージになります。韓院長は国民党の重鎮であり、頼総統とは立場が異なりますが、今回は故郷での開催を前向きに語る形で協調的な姿勢を見せました。

もっとも、予算をめぐる具体的な歩み寄りがこの場で示されたわけではなく、実際の審議がどう進むかは今後の立法院の動き次第です。前夜祭の華やかな雰囲気と、その中で発せられた予算への呼びかけは、台湾政治の祝祭と現実が同時に映し出された一夜だったといえそうです。

※本記事は台湾の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:UDN

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