🌐 日本語

世界の声 — 各国のローカルニュースを、日本語で

購読するメール通知に登録

インド・デリーで「三色旗行進」、警察6000人態勢で公園を閉鎖

インドの首都デリーで、団体CJPが中心部の公園で予定した「三色旗行進」を前に公園が閉鎖されました。警察は一部の参加者だけに旗を振ることを認め、最高裁は緊急審理を見送りました。

インド・デリーで「三色旗行進」、警察6000人態勢で公園を閉鎖
🔥🔥🔥 ローカル度MAX

この記事のポイント

  • インドの首都デリーで、団体CJPが中心部の公園での「三色旗行進」を予定し、大きな注目を集めた。
  • 警察は約6000人を配置して公園を一般には閉鎖し、限られたグループにだけ旗を振ることを認めた。
  • 最高裁は閉鎖をめぐる緊急審理を見送り、「良識が働くことを望む」という趣旨の言葉を述べたと報じられた。
シェアX (Twitter)FacebookLINEはてブ

首都の中心部で予定された「三色旗行進」

インドの首都デリーで、団体「CJP」が呼びかけた「ティランガ(三色旗)行進」が注目を集めています。「ティランガ」はヒンディー語で三色を意味し、サフラン色・白・緑の3色でできたインドの国旗を指します。現地の報道によると、行進はニューデリー中心部の商業地区コンノート・プレイスにある「セントラル・パーク」で予定され、指導者とみられるディプケ氏が先頭に立つ形で準備が進められていました。CJPがどのような団体か、行進で何を訴えるのかは、手元の報道の要約だけでは詳しく分かりません。

警察は6000人態勢、公園を一般には閉鎖

インドの複数の主要紙によると、当日は約6000人の警察官が配置され、セントラル・パークは一般の人が入れないよう閉鎖されました。デリー警察は、限られたグループにだけ公園で旗を振ることを認め、ほかの市民には現場に近づかないよう呼びかけています。行進そのものを全面的に禁止するのではなく、人数を絞って認めることで、混乱を防ごうとしたものとみられます。

コンノート・プレイスは、イギリス植民地時代に造られた円形の街並みが残る繁華街で、地下鉄の大きな乗換駅もあります。人通りが非常に多い場所のため、大勢が集まる催しには、安全や交通の面から当局が慎重になりやすい事情があります。

最高裁は緊急審理を見送り

公園の閉鎖をめぐっては、最高裁判所に緊急の審理を求める申し立てがありました。報道によると、最高裁はこれに応じず、閉鎖を止めるような命令も出しませんでした。そのうえで「良識が働くことを望む」という趣旨の言葉を述べたと伝えられています。この言葉が主催者と当局のどちらに向けたものかは、報道の要約だけでははっきりしません。当事者どうしで落ち着いて解決するよう、両方に促したものと受け止めることもできます。

背景にある「集会の自由」と治安の両立

インドの憲法は、平和的に武器を持たずに集まる権利を保障しています。その一方で、公の秩序を守るために、当局が一定の制限をかけることも認めています。とくに首都の中心部では、デモや集会の場所や人数を警察が細かく決めることがよくあります。国旗を掲げるという行為は、愛国心を表すものとして受け止められやすく、規制のしかたによっては政治的な議論を呼ぶこともあります。今回の対応が今後の集会のあり方にどう影響するかは、現時点では分かりません。

※本記事はインドの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:The Hindu

シェアX (Twitter)FacebookLINEはてブ