
この記事のポイント
- 嵐「オースティン」が英国南部とフランス北部を襲い、強風と大雨で停電や倒木、交通の乱れが出た。
- 英南部ニューヘイブンと仏ディエップを結ぶフェリーが欠航し、英仏海峡を行き来する交通に影響が出た。
- 欧州では強い低気圧に名前を付けて注意を呼びかける。秋から冬の英国では嵐による被害がたびたび起きる。
英国南部に強風と大雨
英国南部が嵐「オースティン(Austen)」に見舞われ、強い風と激しい雨が続いています。英BBCなど現地メディアによると、嵐は英仏海峡をはさむ英国南部とフランス北部の広い範囲に影響しました。各地で停電や倒木、交通の乱れが伝えられています。
英国南東部のサセックス州では、地元紙が「海岸部が悪天候に襲われた」と報じました。同州の港町ニューヘイブンと、対岸のフランス・ノルマンディー地方のディエップを結ぶフェリーが欠航しています。この航路は英国とフランスを結ぶ海の便の一つで、旅行者や物流に使われています。
フランス側でも停電や公園の閉鎖
ロイター通信などは、嵐の影響がフランスにも広がり、停電や交通障害が起きたと伝えています。パリ近郊のイヴリーヌ県では、安全のため公園や市場を閉める措置が取られたと報じられました。英仏両国にまたがる嵐で、海峡を行き来する交通全体に影響が出たとみられます。
停電の件数や被害の全体像は、元の報道からは確かめられていません。最新の状況は、英国気象庁(Met Office)や各地の交通機関、電力会社の発表を確認する必要があります。
嵐に名前を付ける欧州の仕組み
日本では台風に番号を付けますが、欧州では強い低気圧に人の名前を付けて注意を呼びかけます。英国では2015年ごろから、英国気象庁がアイルランドやオランダの気象機関と共同で名前を付けています。フランスやスペインなどにも同じような枠組みがあります。名前を付けると報道や警報で話題にしやすく、住民が備えを始めるきっかけになると考えられています。「オースティン」をどの機関が名付けたかは、元の報道からは確認できていません。
秋から冬は嵐の季節
英国では、秋から冬にかけて大西洋で発達した低気圧が次々にやって来ます。特に南部や西部の沿岸は、強風や高波の被害を受けやすい地域です。倒木による鉄道の運休や道路の通行止め、停電は、この季節の英国でたびたび起きる問題です。
近年は、気候変動で大雨が強まっているのではないかという議論も英国内で続いています。ただし、一つ一つの嵐と気候変動の関係を言い切るのは難しく、専門家の分析を待つ必要があります。英国やフランスへ旅行・出張する予定がある人は、フェリーや鉄道、航空便の運行情報をこまめに確認することをおすすめします。
※本記事は英国の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:BBC




