🌐 日本語

世界の声 — 各国のローカルニュースを、日本語で

購読するメール通知に登録

ナイジェリア大統領ティヌブ氏、2027年選挙へ向け選挙運動を開始

ナイジェリアのティヌブ大統領が北部カドゥナで選挙運動の開始を宣言し、野党を強く批判しました。与党APCの州知事を支える姿勢も示し、2027年選挙に向けた動きが本格化しています。

ナイジェリア大統領ティヌブ氏、2027年選挙へ向け選挙運動を開始
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • ナイジェリアのティヌブ大統領が北部カドゥナ州で、2027年総選挙に向けた選挙運動の開始を宣言した。
  • 演説では「飢えと貧困を生んだのは野党だ」と批判し、与党APCの州知事を支える姿勢を示した。
  • 野党ADCは、集会で国民の経済的な苦しみは隠せないと反論し、物価高が大きな争点になっている。
シェアX (Twitter)FacebookLINEはてブ

北部カドゥナで選挙運動を開始

ナイジェリアのボラ・ティヌブ大統領が、2027年の総選挙に向けた選挙運動の開始を宣言しました。現地の複数メディアによると、開始集会は北部のカドゥナ州で開かれました。ティヌブ氏は演説で野党を強く批判し、与党・全進歩会議(APC)に所属する州知事を支援する考えを示しました。

ナイジェリアはアフリカで人口が最も多い国です。大統領の任期は4年で、再選は1回まで認められています。2023年に就任したティヌブ氏にとって、2027年の選挙は2期目をかけた戦いになります。

「飢えと貧困を生んだのはあなた方だ」

現地テレビ局の報道によると、ティヌブ氏は集会で野党に向けて「飢えと貧困を生み出したのはあなた方だ」と述べました。現在の生活苦は過去の政権の失敗によるものだ、と言いたいとみられます。ティヌブ政権はガソリン補助金の廃止や為替制度の見直しなど、大きな経済改革を進めてきました。その一方で物価が急に上がり、国民の暮らしは苦しくなっています。今回の発言には、この生活苦の責任を野党側に向ける狙いがあると考えられます。

報道によると、ティヌブ氏はAPCの州知事を支持する姿勢もはっきり示しました。野党勢力の「レインボー連合(Rainbow Coalition)」に対抗する構えです。この連合がどの政党や政治家で構成されているのか、詳しい内容は今回の報道からは確認できません。

北部の支持をめぐる駆け引き

開催地となったカドゥナ州のウバ・サニ知事(APC)は、「北部は2期目の票でティヌブ氏に報いる」と述べたと報じられています。集会にはカシム・シェティマ副大統領やAPC幹部のアブドゥルアジズ・ヤリ氏も出席し、ティヌブ氏の再選を呼びかけました。

ナイジェリアの政治では、イスラム教徒の多い北部とキリスト教徒の多い南部のバランスが常に大きな論点です。南西部出身のティヌブ氏にとって、有権者の多い北部の支持を固められるかどうかは選挙の行方を左右するとみられます。北部で選挙運動を始めたことにも、こうした事情が関係している可能性があります。

野党は経済の苦境を批判

一方、野党のアフリカ民主会議(ADC)は「与党の集会で国民の経済的な苦しみを覆い隠すことはできない」と反論しました。物価高と生活苦を争点に、政権の経済運営を問う構えです。選挙が近づくにつれ、経済改革の評価をめぐる与野党の対立はさらに激しくなりそうです。

※本記事はナイジェリアの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:Vanguard News

シェアX (Twitter)FacebookLINEはてブ