
この記事のポイント
- 豪州各地で高校生が授業を抜け出し、右派政党ワン・ネーションに抗議した。
- 抗議はブリスベンで始まり複数都市に拡大、数千人規模の集会に発展したとされる。
- 移民や多文化主義をめぐる社会の対立が、若者の街頭行動として表れた形。
各地の学校で「授業ボイコット」
オーストラリア各地で、高校生を中心とする若者が授業を抜け出し(ウォークアウト)、右派政党「ワン・ネーション(One Nation)」に抗議するデモに参加したと現地メディアが報じています。抗議はブリスベン(クイーンズランド州の州都)で始まり、複数の都市に広がったとされ、参加者は数千人規模に上ったと伝えられています。
ワン・ネーションは、政治家ポーリン・ハンソン氏が1997年に創設した政党で、移民の制限や多文化主義への批判を掲げる「右派ポピュリズム」政党として知られています。日本では馴染みが薄いものの、オーストラリアでは長年、移民政策や人種をめぐる議論の中心に置かれてきた存在です。今回の抗議も、こうした主張への反発が背景にあるとみられます。
「すべてが懸かっている」
報道によると、参加した生徒たちは「学校にとどまるように」という呼びかけを退けてデモに合流し、「すべてが懸かっている(Everything is on the line)」などと訴えたとされます。集会では「地獄に落ちろ(Go to hell)」といった強い言葉も飛び交ったと伝えられ、ハンソン氏個人への反発の強さがうかがえます。
授業を抜け出す形での抗議は、若者が政治的意思を示す手段として近年各国で見られるものです。気候変動デモなどでも同様の「学校ストライキ」が行われてきました。ただし、授業を欠席してまで参加すべきかについては、賛否が分かれる可能性もあります。
日本の読者へのポイント
今回の動きは、特定の事件というより、移民や多文化主義をめぐるオーストラリア社会の対立が、若い世代の街頭行動として表面化したものと位置づけられます。具体的な参加人数や各都市の詳細は報道により差があり、確定的な数字は現時点で断定できません。今後の広がりや政治的な影響が注目されます。
※本記事はオーストラリアの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:ABC News & Headlines – Australian Broadcasting Corporation




