
この記事のポイント
- Quaest調査がルラ大統領とフラビオ上院議員の支持動向を分析した
- 地域・年齢・所得など属性別に接戦となる層を細かく調べている
- 2026年大統領選をにらんだ右派の候補選びが背景にある
Quaest調査が示した「接戦の層」
ブラジルの世論調査会社Quaest(クアエスト)が、次期大統領選をにらんだ支持動向の調査を公表しました。焦点となっているのは、現職のルラ大統領と、フラビオ・ボルソナロ上院議員の対決構図で、どの有権者層で両者の支持が特に拮抗しているかという点です。ルラ氏(正式名ルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ)は労働者党(PT)を率いる左派の重鎮で、フラビオ氏は元大統領ジャイル・ボルソナロ氏の長男にあたる右派の政治家です。
属性ごとに見える濃淡
Quaestの調査は、支持傾向を全国一律ではなく、地域・性別・年齢・学歴・政治的立場・所得・人種・宗教といった細かな属性に分けて見ているのが特徴です。ブラジルは北東部と南部・南東部で政治的な傾向が大きく異なるなど、地域差の大きい国として知られており、こうした属性別の分析は「どの層が勝敗の鍵を握るか」を読み解く材料になります。今回の調査でも、特定の層で両者の差が小さく、接戦になっていることが報じられています。
2026年選挙をめぐる文脈
ブラジルでは2026年に大統領選が予定されており、右派陣営では父ボルソナロ氏に代わる「顔」を誰にするかが焦点となってきました。その候補の一人としてフラビオ氏の名前が取り沙汰されており、今回の調査はその対決可能性を測る意味合いを持ちます。ただし、個別の属性ごとの数値や差の大きさは、調査時点や設問により変動しうるものです。現段階の支持動向はあくまで一つのスナップショットであり、確定的な予測ではない点には注意が必要です。今後の候補者確定の動きとあわせて、継続的に見ていく必要があるテーマだといえます。
※本記事はブラジルの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:G1




