🌐 日本語

世界の声 — 各国のローカルニュースを、日本語で

購読するメール通知に登録

テルアビブ行き旅客機でハイジャック信号、操縦室の乱闘が原因か オランダで報道

イスラエル・テルアビブへ向かう旅客機が、操縦室内での操縦士同士の争いを受けてハイジャックの可能性を示す緊急信号を発信し、サウジアラビアに緊急着陸したとオランダの主要メディアが報じました。

テルアビブ行き旅客機でハイジャック信号、操縦室の乱闘が原因か オランダで報道
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • テルアビブ行きの旅客機が、操縦室内での操縦士同士の争いの後、ハイジャックの可能性を示す緊急信号を発信した。
  • オランダ紙は、ロシア人とウクライナ人の操縦士が争い、刃物を使った襲撃の目撃証言もあると報じた。同機はサウジアラビアに緊急着陸した。
  • 運航会社や争いの原因など詳細はまだ分かっていない。MH17撃墜事件の記憶もあり、オランダでの関心は高い。
シェアX (Twitter)FacebookLINEはてブ

操縦室での争いが緊急信号につながる

イスラエルの主要都市テルアビブへ向かっていた旅客機が、飛行中に「ハイジャックの可能性」を示す緊急信号を発信しました。オランダの公共放送NOSやニュースサイトNU.nl、大衆紙デ・テレグラーフなど、オランダの主要メディアが相次いで報じています。報道によると、きっかけは操縦室(コックピット)内での操縦士同士の争いだったとみられています。

NOSは、操縦士の間で刃物を使った襲撃があったとの目撃証言を伝えました。デ・テレグラーフは、ロシア人とウクライナ人の操縦士がつかみ合いになったと報じています。同機は最終的にサウジアラビアに緊急着陸したとされます。ただ、運航会社や出発地、乗客・乗員の人数、けが人の有無など詳しい情報は、現時点の報道の見出しや要約からは確認できません。

「ハイジャック信号」とは

航空機には、管制官に機体の状況を知らせる装置(トランスポンダー)が積まれています。一般に、ハイジャックを示す専用のコード(国際的には「7500」)が決められており、これが発信されると各国の管制当局や軍などが警戒態勢に入ります。今回の信号も、操縦室内の異常事態を知らせるために出されたと考えられますが、誰がどのような判断で発信したのかは明らかになっていません。

背景にある国籍の問題

報道の通りロシア人とウクライナ人の操縦士が同じ便に乗っていたのなら、両国の戦争が職場の人間関係にまで影を落とした可能性も考えられます。旧ソ連圏出身の操縦士は、国籍の違う人どうしで同じ航空会社に勤めることが珍しくありません。ただし、争いの原因が国籍や政治的な対立だったのかどうかは確認されておらず、今の段階ではあくまで推測にとどまります。

オランダで注目される理由

オランダはスキポール空港を抱える欧州有数の航空大国で、航空の安全への関心がもともと高い国です。2014年には、アムステルダム発のマレーシア航空17便がウクライナ東部で撃墜され、多くのオランダ人が犠牲になりました。こうした経緯もあり、ロシアとウクライナに関わる航空の出来事はオランダで特に大きく報じられる傾向があります。また、中東情勢が緊迫するなか、イスラエル行きの便で起きた異常事態であることも関心を集めた理由とみられます。

操縦室は機体の安全を左右する場所です。乗員どうしのトラブルが緊急事態に発展したのであれば、乗員の組み合わせや精神面のケアのあり方が問われることになりそうです。今後、航空当局による調査で事実関係が明らかになることが待たれます。

※本記事はオランダの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:NOS

シェアX (Twitter)FacebookLINEはてブ