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ドイツ情報機関BNDの元長官を勾留、スパイ容疑で同盟国に動揺

ドイツ連邦情報局(BND)の元長官アウグスト・ハニング氏がスパイ容疑で未決勾留に。英国の情報機関など同盟国の間で、ドイツとの情報共有への懸念が広がっていると現地メディアが報じている。

ドイツ情報機関BNDの元長官を勾留、スパイ容疑で同盟国に動揺
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • ドイツ連邦情報局(BND)の元長官アウグスト・ハニング氏が、スパイ容疑で未決勾留されたと報じられた。
  • 容疑の具体的な内容や情報の流出先は、現時点の報道からは明らかになっておらず、今後の捜査が待たれる。
  • 英国の情報機関など同盟国の間で懸念が広がっており、ドイツとの情報共有への影響が心配されている。
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元情報機関トップがスパイ容疑で勾留

ドイツの対外情報機関である連邦情報局(BND)の元長官、アウグスト・ハニング氏がスパイ容疑で逮捕され、未決勾留(ドイツ語で「U-Haft」。起訴前後に逃亡や証拠隠滅のおそれがある場合に裁判所の判断で身柄を拘束する制度)に入ったと、ドイツの主要メディアが一斉に報じています。公共放送ARDのニュースサイト「tagesschau.de」や週刊誌「シュピーゲル」、日刊紙「ヴェルト」「ターゲスシュピーゲル」、大衆紙「ビルト」などが相次いで伝えました。

報じられた見出しや要約からは、容疑の具体的な中身や、誰のために情報を流したとされているのかは分かりません。捜査当局の正式な発表や今後の報道を待つ必要があり、現時点ではあくまで「容疑」の段階です。

ハニング氏とはどんな人物か

ハニング氏は1998年から2005年までBND長官を務めました。2001年の米同時多発テロ後、国際テロ対策でドイツの情報機関が米英などとの協力を深めた時期にトップにいた人物です。長官を退いた後は連邦内務省の事務次官(政務の実務を担う高官)も務めており、ドイツの安全保障の中枢を長く知る立場にありました。

BNDは日本でいえば内閣情報調査室などに近い役割も持つ組織で、主に国外の情報収集を担います。そうした機関の元トップがスパイ容疑で身柄を拘束されるのは極めて異例で、ドイツ国内では「最悪の事態(Super-GAU)」とも表現されています。

英国など同盟国の懸念

報道で特に注目されているのが、同盟国の反応です。「ヴェルト」は英国の情報機関の間に懸念が広がっていると伝え、「ターゲスシュピーゲル」も同盟国の不信感が強まっていると報じました。

西側の情報機関は、米国・英国などを中心に機密情報を相互に共有することで成り立っています。かつてのトップが外部に情報を漏らしていた疑いが出れば、過去にドイツ側と共有した情報がどこまで流出したのか、各国は点検を迫られることになります。一般論として、こうした事件の後は同盟国が情報提供に慎重になり、ドイツが受け取る情報が減るおそれも指摘されます。

相次ぐスパイ事件の中で

ドイツではロシアのウクライナ侵攻以降、外国のスパイ活動をめぐる摘発が続いており、2022年末にはBNDの現職職員がロシアに情報を流した疑いで逮捕される事件もありました。今回の件が同じ流れに位置づけられるかは現時点では不明ですが、情報機関の内部管理のあり方や、退職した幹部が持つ人脈・知識をどう守るかという点が、改めて問われることになりそうです。

※本記事はドイツの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:WELT

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