
この記事のポイント
- 英国ヨークシャーの動物園で男性がトラの飼育場に飛び込み、襲われて死亡したと現地メディアが報道。
- 園内では来園者の避難が行われ、飼育場付近で発砲があったとの情報もあるが詳細は未確定。
- 侵入経路や園の安全管理、トラの処遇をめぐり、今後英国内で調査と議論が進む見通し。
トラの飼育場に男性が侵入、襲われて死亡
英国北部イングランドのヨークシャー地方にある動物園「ヨークシャー・ワイルドライフパーク」で、男性がトラの飼育場に飛び込み、トラに襲われて死亡する事故が起きました。英紙ガーディアンやBBCなど英国の主要メディアが一斉に報じています。
現地報道によると、男性は自らトラの飼育エリアに入り込んだとされ、その後トラに襲われました。男性は死亡が確認されています。事故当時、園内では来園者の避難措置が取られ、地元紙ドンカスター・フリープレスは飼育場付近で「発砲があった」との情報を伝えています。ただし、誰が何に向けて発砲したのか、トラの状態がどうなったのかといった詳細は、本稿執筆時点の報道からは確定できません。
ヨークシャー・ワイルドライフパークとは
同園はサウスヨークシャー州ドンカスター近郊にある大型の動物公園で、2009年に開園した比較的新しい施設です。広い放し飼い型の展示を特徴とし、アムールトラやホッキョクグマなどの大型動物の飼育で知られ、英国北部では人気の行楽地となっています。日本の読者には馴染みが薄い地名ですが、ドンカスターはロンドンから鉄道で北へ約2時間の都市で、周辺には多くの観光客が訪れます。
なぜ侵入できたのか、今後の焦点
英国では動物園は「動物園免許法」に基づき自治体の許可と定期的な検査を受けて運営されており、猛獣の展示には来園者と動物を隔てる二重の柵や堀などの安全対策が義務づけられています。今回の事故では、男性がどのようにして複数の障壁を越えて飼育場に入ったのか、園側の安全管理に問題はなかったのかが調べられることになるとみられます。男性が侵入した動機についても現時点では報じられておらず、警察の調べを待つ必要があります。
一般に、動物園で来園者が自ら猛獣のエリアに入り込む事故は世界的にもまれですが、過去には海外で同種の事例が報告されており、そのたびに動物を射殺するか否かという判断が議論を呼んできました。今回も、発砲の有無やトラの処遇をめぐって英国内で議論が広がる可能性があります。
※本記事は英国の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:The Guardian




