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韓国大統領府の新秘書室長に林光鉉氏 政策実務型の起用で国政主導を強化か

韓国の李在明大統領が、大統領秘書室長に林光鉉氏を起用。政治調整型より政策実務型の人選で、大統領の国政主導力が強まるとの見方がある一方、野党は「論功行賞人事」と批判している。

韓国大統領府の新秘書室長に林光鉉氏 政策実務型の起用で国政主導を強化か
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • 韓国の李在明大統領が、499日務めた姜勲植氏の後任として林光鉉氏を大統領秘書室長に起用した。
  • 政治調整型より政策実務型の人選とされ、大統領本人の国政主導力が強まるとの分析が出ている。
  • 野党は親族の経歴などを挙げて「論功行賞人事」と批判し、ハンギョレは異論役も果たすよう求めた。
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499日務めた姜勲植氏が退任

韓国で、大統領を最も近くで支える「大統領秘書室長」が交代することになりました。李在明(イ・ジェミョン)政権の発足以来この職を務めてきた姜勲植(カン・フンシク)氏が青瓦台(チョンワデ、韓国の大統領府)を去り、後任に林光鉉(イム・グァンヒョン)氏が起用されます。姜氏は退任にあたり「李政権の成功だけを考え、499日間奮闘した」と振り返ったと報じられています。

韓国の大統領秘書室長は、大統領府の秘書官組織を統括し、大統領と与党・政府各省庁・国会をつなぐ要の役職です。日本でいえば首相官邸の要職に近い存在とされ、誰が就くかで政権運営のスタイルが変わるとも言われます。

「政治調整型」より「政策実務型」

韓国紙ハンギョレは、今回の人選について、政界との調整や交渉を得意とする「政務型」というより、政策を実際に動かす「実務型」の起用だと分析しています。そのため、秘書室長が独自に存在感を示すよりも、大統領本人が国政の主導権をより強く握る体制になるだろうとの見方を示しました。

李大統領は林氏に対し、親しみを込めて姜氏を「フンシク兄さん」と呼びながら、「それと同じくらい、いやそれ以上の仕事をしてくれるだろう」と期待を伝えたと報じられています。前任者への信頼の厚さと、新室長への期待の両方がうかがえる発言です。

野党は「論功行賞人事」と猛反発

一方、野党側はこの人事に一斉に批判を浴びせています。保守系メディアの報道によると、野党は林氏の義理の兄弟が李大統領の弁護人を務めたことや、林氏の妻が在ヒューストン総領事に就いていることなどを挙げ、李大統領が関わったとされる城南市の大規模開発疑惑「大庄洞(テジャンドン)事件」に絡む人脈への「恩返し人事」だと主張しています。これらは野党側の主張であり、人事の妥当性をめぐっては今後、国会などで論争が続くとみられます。

「レッドチーム」の役割も求める声

ハンギョレは社説で、新秘書室長には大統領の意向をそのまま実行するだけでなく、あえて異論を唱えて政策の弱点を指摘する「レッドチーム」の役割もいとわない姿勢が必要だと注文をつけました。大統領の国政掌握力が強まるほど、周囲がブレーキ役を果たせるかどうかが問われるという指摘です。

政権運営が中盤に差しかかる中での側近交代が、政策の推進力を高めるのか、それとも野党との対立を深めるのか。新体制の青瓦台の動きが注目されます。

※本記事は韓国の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:한겨레

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