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セルビア選挙で学生リストが与党SNSに勝利、スウェーデン各紙が報道

2年続いた抗議運動の末、セルビアの選挙で学生らの「学生リスト」が与党・セルビア進歩党(SNS)を破りました。スウェーデン各紙は歴史的な転換点として大きく報じています。

セルビア選挙で学生リストが与党SNSに勝利、スウェーデン各紙が報道
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • セルビアの選挙で学生主導の「学生リスト」が勝ち、長く政権を握ってきたSNSが敗北を認めた。
  • 2024年11月のノヴィ・サド駅の屋根崩落事故をきっかけに、汚職を問う抗議が2年続いていた。
  • スウェーデン各紙は歴史的な転換と伝える一方、新政権が向き合う課題の大きさも指摘している。
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スウェーデンでも大きく報じられたセルビアの政権交代劇

バルカン半島の国セルビアで行われた選挙で、学生たちが中心となった政治勢力「学生リスト」が、長く政権を握ってきたセルビア進歩党(SNS)を破りました。スウェーデンでは公共放送SVTや大手紙スヴェンスカ・ダーグブラーデット、タブロイド紙アフトンブラーデット、地方紙ヴェステルボッテン・クリレンなどが相次いで伝えています。SVTによると、SNSは敗北を認めました。ニュースサイトのOmniは、識者の分析として「地震」「巨人が倒された」といった表現を紹介しています。

2年にわたる抗議運動が背景に

スウェーデンの報道が「2年間の抗議運動の末に」と伝えるように、今回の結果の背景には長く続いた市民の運動があります。きっかけは2024年11月、北部の都市ノヴィ・サドで駅の屋根(ひさし)が崩れ、多くの死者が出た事故でした。この事故で、公共工事をめぐる汚職や行政の責任を問う声が広がり、大学生を中心とする抗議が全国に拡大しました。学生たちは特定の既成政党にたよらない形で運動を続け、のちに選挙にも候補者を立てる道を選びました。

SNSは、アレクサンダル・ヴチッチ大統領が率いてきた保守系の政党で、2010年代から国政の主導権を握ってきました。報道機関への影響力の強さなどから、欧州では民主主義の後退を懸念する声も上がっていました。その巨大与党が学生主導の新勢力に敗れたことは、セルビア政治にとって大きな転換点といえます。

喜びに沸く市民、新政権には難題も

アフトンブラーデットは、勝利を祝う人々の熱狂ぶりを伝えています。一方でスヴェンスカ・ダーグブラーデットのコラムニストは、新たな政権が大きな課題に向き合うことになると指摘しました。具体的な議席数や今後の政権の形については、現時点の報道からは確かなことは言えません。ただ一般論として、政治経験の浅い勢力が政権を担う場合、行政の運営、旧与党が影響力を持つ官僚組織や報道機関との関係、経済政策などが課題になりやすいと考えられます。

なぜスウェーデンで注目されるのか

セルビアはEU(欧州連合)への加盟を目指す候補国である一方、ロシアや中国とも近い関係を保ってきました。EU加盟国のスウェーデンにとって、セルビアの政治の行方は、欧州の安全保障やEU拡大の議論にも関わるテーマです。また、若者の抗議運動が選挙で政権交代につながった例として、民主主義の観点からも関心を集めているとみられます。

※本記事はスウェーデンの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:Västerbottens-Kuriren

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