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メローニ首相「右派の大統領、もはやタブーではない」イタリア政界に波紋

イタリアのメローニ首相が、左派系以外から大統領を選ぶ「タブー」は乗り越えられると発言。大統領選の力学をめぐる議論に火がついた。

メローニ首相「右派の大統領、もはやタブーではない」イタリア政界に波紋
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • メローニ首相が右派出身の大統領は『もはやタブーではない』と発言した。
  • 大統領は議会の選挙人団が選ぶ任期7年の中立的な調整役である。
  • 具体的な候補は不明で、次期大統領選の主導権争いとして注目される。
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メローニ首相の発言とは

イタリアのジョルジャ・メローニ首相が、共和国大統領の人選をめぐって「中道左派以外の大統領という『タブー』は乗り越えられる」と述べ、現地メディアで大きく報じられている。発言は、これまで暗黙のうちに避けられてきた『右派出身の国家元首』の可能性に、現職首相が公然と言及したものとして注目を集めた。

「クイリナーレ」と大統領の位置づけ

イタリアの大統領は「クイリナーレ」と呼ばれる宮殿を公邸とすることから、報道では大統領職そのものを指す言葉としても使われる。大統領は国民の直接選挙ではなく、上下両院の議員と地方代表からなる選挙人団によって選ばれ、任期は7年。首相が政治の実務を握る議院内閣制のもとで、大統領は軍の最高司令官であり、法律の公布や首相の任命など、国の安定を支える調整役・中立的な「審判」としての役割を担う。

歴史的に、イタリアの大統領には中道や左派に近い経歴を持つ人物が選ばれる傾向が強かったとされる。メローニ氏の発言は、こうした慣行を念頭に「右派から大統領が出ても不自然ではない」との考えを示したものと受け止められている。

発言の背景と思惑

メローニ氏は右派政党「イタリアの同胞(FdI)」を率い、右派連立政権を主導する立場にある。現職のセルジョ・マッタレッラ大統領の任期はなお続いており、次の大統領選は当面先になる見通しだが、与党側が早くも人選の主導権を意識し始めたとの見方もある。ただし、現時点で具体的な候補者が固まっているわけではなく、誰を念頭に置いた発言かは明らかでない。

大統領選では幅広い支持を得るために与野党の協議が不可欠とされ、一党の意向だけで決められるものではない。今回の発言が実際の人事にどう結びつくかは不透明で、野党側の反発も予想される。イタリア政治の今後の力学を占う一つの材料として、現地で議論が続きそうだ。

※本記事はイタリアの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:Il Sole 24 ORE

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