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英スターマー政権、150億ポンド国防増強の裏で47億ポンドの「ツケ」問題

英政府が発表した約150億ポンドの国防投資計画。財源確保のため一部の道路・エネルギー事業が見送られ、約47億ポンドの負担が地方や将来に残るとの指摘が広がっている。

英スターマー政権、150億ポンド国防増強の裏で47億ポンドの「ツケ」問題
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • 英政権が約150億ポンド規模の大規模な国防投資計画を発表した
  • 財源確保のため一部の道路・エネルギー事業が見送られる方針とされる
  • 約47億ポンドの負担が地方や将来に残るとの指摘が広がっている
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150億ポンド規模の国防投資計画

英国のスターマー政権が、軍の近代化に向けた大規模な国防投資計画を打ち出しました。政府発表によれば、その規模はおよそ150億ポンド(約2兆8千億円)に上るとされ、装備や態勢の強化を通じて「英国の安全を守る」ことを目的に掲げています。ウクライナ情勢などを背景に、欧州各国が防衛費の積み増しに動くなかでの決定であり、英国もその流れに沿った形と言えます。

財源は「他の事業の見送り」から

注目を集めているのは、その財源の確保の仕方です。英大手メディアの報道によると、政府はこの計画の費用をまかなうため、一部の道路整備やエネルギー関連の事業を取りやめる方針だと伝えられています。限られた財政のなかで国防を優先する一方、他分野の投資が後回しにされる構図で、地域のインフラ整備に影響が出るのではないかとの懸念が出ています。

「47億ポンドのツケ」とバーナム氏

報道が焦点を当てているのが、およそ47億ポンド(約8千8百億円)とされる負担の行方です。英BBCなどは、この費用が「将来の首相」あるいは地方に残される『穴』になりかねないと報じています。とりわけ名前が挙がっているのがアンディ・バーナム氏です。バーナム氏は英中部の大都市圏グレーター・マンチェスター(マンチェスターを中心とする広域自治体)の首長(メトロ・メイヤー)を務める労働党の有力政治家で、事業見送りの影響を受ける地域を率いる立場にあります。見出しで「バーナム氏にツケが回った」と表現されているのは、こうした地域への負担の押し付けを象徴的に示したものとみられます。

政権が抱えるジレンマ

安全保障の強化は多くの国民の理解を得やすい一方、その原資をどこから捻出するかは常に難しい問題です。国防を取るか、身近なインフラや将来世代への配慮を取るか——今回の計画は、財政に余裕のない英国政府が直面するジレンマを浮き彫りにしています。数値や個別事業の詳細は報道により幅があり、今後の予算審議のなかで具体像が固まっていく見通しです。

※本記事は英国の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:The Guardian

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