
この記事のポイント
- 李在明大統領と文在寅前大統領が会食で共に「党内団結」を訴えた。
- 背景には党代表らを選ぶ全党大会(전대)をめぐる党内対立がある。
- 党の結束は李政権の法案処理など政権運営にも直結する重要テーマ。
李大統領と文前大統領が「団結」で歩調
韓国の与党・共に民主党で、党の結束をめぐる動きが注目を集めています。現地報道によると、李在明(イ・ジェミョン)大統領と文在寅(ムン・ジェイン)前大統領がそろって「党内の団結」を訴え、党運営をめぐる内部の対立をどう収めるかが焦点になっています。
共に民主党は、韓国で長く保守政党と対峙してきた中道リベラル系の最大政党で、文在寅政権を経て、現在の李在明政権の支持基盤にもなっています。今回、現職の大統領と前任の大統領が公の場でそろって「団結」を強調したことは、党内の路線や人事をめぐるあつれきを鎮めようとするメッセージと受け止められています。
「全党大会(전대)」をめぐる対立とは
背景にあるのが、韓国で「전대(チョンデ)」と呼ばれる全党大会(党大会)です。これは党の代表や指導部を選ぶ大規模な党内選挙・大会で、日本の政党でいう代表選や党大会に近い位置づけです。誰が党の主導権を握るかをめぐり、候補や派閥の間で綱引きが起きやすく、今回もその過程で党内に亀裂が生じたとみられます。
報道では、両氏の会食が「統合」を演出する場となり、地域開発に関する構想などにも前向きな空気が広がったと伝えられています。ただし、具体的な合意内容や、それが実際に対立を収束させるかどうかは現時点で断定できず、今後の党運営を見極める必要があります。
政権運営との関わり
李大統領は与党の院内指導部に対し、政権後半に向けた法案処理を急ぐよう求めたとも報じられています。政権が掲げる政策を国会で実現するには、与党内の足並みがそろっていることが前提となるため、党の団結は政権運営とも直結するテーマです。党指導部を選ぶ大会をめぐる火種が、今後どこまで沈静化するかが引き続き注目されます。
※本記事は韓国の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:한겨레




