
この記事のポイント
- 1か月分に相当する雨が短時間でカイコウラに集中し各地で被害が発生
- 増水で道路橋が流失し、孤立した2人が救助された
- 当局は避難住民に帰宅を控えるよう指示し、一晩の避難継続もあり得る
1か月分の雨が短時間で集中
ニュージーランド南島の東海岸に位置する観光地カイコウラ(Kaikōura)が、記録的な豪雨に見舞われました。現地報道によると、ふだん1か月かけて降る量に匹敵する雨がごく短い期間に集中し、河川の増水や土砂の流入で各地に被害が広がっています。カイコウラはクジラやイルカを間近で見られるホエールウォッチングの名所として知られ、日本からの観光客にも人気の町ですが、今回はその周辺一帯が荒天に直撃されました。
橋が流失、孤立した2人を救助
豪雨による増水で道路橋の一部が流失(washout)し、通行できなくなる被害が発生しました。現地メディアは、この橋の崩落に絡んで取り残された2人が救助されたと伝えています。また北カンタベリー地方では、車ごと洪水の水に取り残された人が数時間にわたって身動きが取れなくなり、その後救出されたとの報道もあります。増水した水は流れが速く、車での移動中に巻き込まれる危険が高いため、各地で緊急の救助活動が行われました。
住民には「自宅に戻らないで」
被害を受けて地元当局は、避難した住民に対し、当面は自宅に戻らないよう呼びかけています。現地では「予防的な措置(precautionary approach)」として、避難した人がその日のうちに帰宅できず、一晩を避難先で過ごす可能性があると説明されています。二次災害を避けるため、安全が確認されるまでは慎重な対応を取る姿勢とみられます。
南島を襲う荒天の一部
今回の豪雨は、南島の広い範囲を襲っている荒天の一環です。現地報道では、洪水だけでなく降雪や強風など「wild weather(荒れた天候)」が各地で確認されていると伝えられています。ニュージーランドは南半球にあり、日本とは季節が逆で現在は冬にあたります。冬季は前線の通過に伴って一気に天候が崩れやすく、山がちな地形も相まって局地的な豪雨や大雪が発生しやすいとされます。
本記事の内容は現地報道の速報段階の情報に基づくもので、被害の全容や救助された人数などの詳細は、今後の続報で更新される可能性があります。断定はできませんが、当局が避難指示を継続していることからも、当面は警戒が必要な状況が続くとみられます。
※本記事はニュージーランドの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:1News




