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ベトナム、満点続出の異変から「入試2制度分離」論が浮上

ベトナム北部・宣光省で数学の満点が異常に続出した問題を機に、高校卒業試験と大学入試を分けるべきだとの議論が広がっている。

ベトナム、満点続出の異変から「入試2制度分離」論が浮上
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • ベトナム北部・宣光省で数学の満点が140人超と異常に多く、調査対象となった
  • ベトナムは卒業試験と大学入試を1回で兼ねる「2 in 1」方式を採用してきた
  • 今回の異変を機に、卒業試験と大学入試を分離すべきとの提案が強まっている
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宣光省の「満点続出」が突きつけた疑問

ベトナム北部の山岳地域・宣光(トゥエンクアン)省で、今年の全国統一試験の数学科目において、満点にあたる「10点」を取った受験生が140人を超えたと報じられ、大きな波紋を呼んでいます。特定の地域だけで満点が突出して多いのは統計的に不自然だとして、採点や試験運営に問題がなかったのかという疑念が国内で噴出しました。ベトナムの現地報道によれば、政府はこの件について宣光省と直接協議し、事実関係の調査・究明を進める方針とされています。

「2つで1つ」の試験制度とは

この問題の背景には、ベトモナム特有の試験制度があります。ベトナムでは長年、高校の卒業認定と大学の入学者選抜を、ひとつの全国統一試験でまとめて行う「2 in 1(2つで1つ)」方式が採られてきました。1回の試験結果が、高校を卒業できるかどうかの判定と、大学に合格できるかどうかの判定の両方に使われる仕組みです。受験生の負担を減らす狙いがある一方、卒業判定と選抜という性格の異なる目的を1つの試験に担わせているため、以前から制度上のひずみが指摘されてきました。

「制度を分けるべき」という提案

今回の満点続出を受け、専門家や一部関係者からは「卒業試験と大学入試を切り離すべきだ」という提案が改めて強まっています。卒業のための試験は基礎学力の確認に、大学入試は各大学が主体となる選抜に、それぞれ役割を分けた方が、地域による採点のばらつきや不正の温床を減らせるのではないか、という考え方です。現地メディアでも「2つで1つの試験は多くの不備を露呈している」といった論調が見られます。

もっとも、制度の分離は受験生や高校、大学に大きな影響を与えるため、実際に見直しが行われるかどうかは現時点では不透明です。今回の調査結果と、政府がどのような判断を示すかが、今後の教育制度論議の焦点となりそうです。

※本記事はベトナムの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:Báo điện tử Tiền Phong

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