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メキシコ:AMLOの弟「狙いは息子でなく本人」——アンディ氏の米ビザ取消しは政治的と主張

メキシコのロペスオブラドール前大統領の弟が、前大統領の息子アンディ氏の米ビザ取消しを「政治的な標的」だと主張。真の狙いは前大統領本人だと訴えた。

メキシコ:AMLOの弟「狙いは息子でなく本人」——アンディ氏の米ビザ取消しは政治的と主張
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • 前大統領AMLOの息子アンディ氏の米国ビザが取り消され、政治問題化している。
  • 前大統領の弟は「真の狙いは息子でなく前大統領本人だ」と反発している。
  • 米側は二国間関係への悪影響を避けるよう求め、取消しの理由は未公表のまま。
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前大統領の息子の米ビザ取消しが波紋

メキシコで、アンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール前大統領(通称AMLO)の息子であるアンドレス・ロペス・ベルトラン氏、通称「アンディ」氏の米国ビザが取り消されたと報じられ、政治的な波紋が広がっています。AMLOは2018年から2024年まで大統領を務めた左派の重鎮で、現在も与党「モレナ」に強い影響力を持つとされます。アンディ氏はそのモレナの幹部の一人で、党の組織運営に関わる立場にあると伝えられています。

弟が「狙いは本人」と反発

これに対し、AMLOの弟であるホセ・ラミロ・ロペスオブラドール氏が、ビザ取消しを「政治的な問題だ」と公然と批判しました。地元報道によると同氏は「彼らが狙っているのは小さい方(息子)ではなく、大きい方(前大統領本人)だ」という趣旨の発言をしたとされ、原語の見出しにある『Quieren al grande(狙いは大物の方だ)』という表現が各紙で大きく取り上げられました。つまり、息子へのビザ取消しは表向きの措置に過ぎず、実際には前大統領やその一族全体への政治的な圧力ではないか、という見立てです。

ビザ取消しの具体的な理由は米国側から明確に公表されているわけではなく、なぜアンディ氏が対象になったのかは現時点で確認できていません。弟の「政治的な標的」という主張はあくまで身内の側からの見解であり、事実として裏付けられたものではない点には注意が必要です。

米側は「関係への影響」を懸念

一方、米国側からは、この問題を過度に政治化しないよう求める声も出ています。報道では、米国務省のクリストファー・ランダウ副長官(前・駐メキシコ大使)が、こうした「政治的なドラマ」によって米国とメキシコの二国間関係が損なわれないようにすべきだと述べたとされます。米墨関係は貿易・移民・治安協力など幅広い分野で密接に結びついており、一族をめぐる論争が外交全体に波及することを避けたい思惑がうかがえます。

個人へのビザ発給や取消しは、本来は各国が主権に基づいて行う行政措置です。しかし相手が前大統領の親族となると、純粋な事務手続きと政治的メッセージの境界は曖昧になりがちで、今回もその典型例と言えそうです。今後、米国側が理由を説明するのか、メキシコ政府がどこまで反応するのかが焦点になります。

※本記事はメキシコの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:El Financiero

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