
この記事のポイント
- フィリピン・サンバレス州の複数地域が8月17日に再び休校を発表した。
- 原因は南西モンスーン『ハバガット』がもたらす断続的な豪雨である。
- 休校は自治体単位で判断され、SNSの#WalangPasokで情報が共有される。
フィリピンのルソン島西部に位置するサンバレス州(Zambales)の複数の地域で、2026年8月17日(月)に再び学校の授業が休止(休校)となったと現地報道が伝えています。原因は『ハバガット(habagat)』と呼ばれる南西モンスーン(季節風)がもたらす断続的な豪雨で、通学路や地域の安全確保が難しいと判断されたためです。
『ハバガット』とは何か
ハバガットは、フィリピンでおよそ6月から10月ごろにかけて吹く南西からの季節風で、大量の湿った空気を運び、長雨や集中豪雨をもたらします。日本の『梅雨』や『秋雨』に近い、雨季を象徴する現象と考えると理解しやすいでしょう。台風(フィリピンでは『バギョ』と呼ばれる)と重なると雨量がさらに増し、都市部の冠水や河川の増水、地滑りなどのリスクが高まります。今回のサンバレス州の休校も、こうしたモンスーンの活発化を受けた措置とみられます。
フィリピンの『休校』の仕組み
フィリピンでは、悪天候や災害が予想される際、自治体の首長(市長・町長など)や教育当局が地域ごとに休校を判断・発表する仕組みが一般的です。国全体で一律に決めるのではなく、被害の程度に応じて地域単位で細かく対応するのが特徴です。SNS上では休校情報が『#WalangPasok(ワランパソック=『登校なし』の意味のタガログ語)』というハッシュタグで共有され、保護者や学生が最新情報を確認する手段として定着しています。
繰り返される休校と生活への影響
見出しにある『anew(再び)』という表現が示すように、サンバレス州では雨季の間、こうした休校が繰り返し発生している状況がうかがえます。休校は子どもの安全を守る一方で、授業日数の確保や保護者の就労との両立といった課題も伴います。近年は対面授業に加え、自宅での課題やオンラインを活用した『代替学習』へ切り替える運用も広がっているとされますが、地域や家庭のネット環境によって対応にばらつきがあると一般に指摘されています。
フィリピンでは雨季のたびに同様の判断が各地で下されており、モンスーンや台風と共に暮らす社会の一面を映し出しています。今後もハバガットの動向次第で、周辺地域を含めて休校の判断が続く可能性があります。
※本記事はフィリピンの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:Inquirer.net




