🌐 日本語

世界の声 — 各国のローカルニュースを、日本語で

購読するメール通知に登録

台湾北部でまた大雨 台風「サデル」弱まるも新たな低気圧が発達中

台湾で低気圧帯の影響が続き、明日以降も北部を中心に大雨への警戒が呼びかけられている。台風サデルは勢力を弱めたが、新たな低圧部の発達も指摘されている。

台湾北部でまた大雨 台風「サデル」弱まるも新たな低気圧が発達中
🔥🔥🔥 ローカル度MAX

この記事のポイント

  • 台湾では低気圧帯の影響で天気が不安定になり、明日以降も大雨への警戒が続いている。
  • 台北・新北・基隆の「北北基」に豪雨特報が出され、都市部での冠水や交通の乱れが懸念されている。
  • 台風サデルは弱まったが新たな低圧部が発達中で、午後の強い対流による大雷雨にも注意が必要だ。
シェアX (Twitter)FacebookLINEはてブ

台湾北部を中心に、大雨への警戒が続く

台湾では現在、島の周辺に居座る低気圧帯の影響で不安定な天気が続いており、現地の気象当局や気象専門家が明日から明後日にかけての大雨に警戒を呼びかけている。とくに雨雲が停滞しやすいのが北部で、台北市・新北市・基隆市を指す「北北基(ほくほくき)」と呼ばれるエリアには豪雨に関する特報が出されている。北北基は日本でいえば首都圏にあたる台湾最大の都市圏で、人口が集中しているぶん、冠水や交通の乱れが生活に直結しやすい地域だ。

台風「サデル」は弱まったが、天気は好転していない

今回の一連の大雨のきっかけの一つとされるのが、台湾周辺に影響を与えていた台風「沙德爾(サデル)」だ。すでに勢力は弱まったと伝えられているが、台湾の天気がすぐに回復するわけではない。台風が去った後も、その周囲に残る湿った空気や、南から流れ込む水蒸気が低気圧帯として居座り、雨を降らせ続けるパターンは東アジアの夏から秋にかけてしばしば見られる。現地報道では、この低気圧帯の中で新たな低圧部(低気圧の卵にあたる領域)が発達しつつあるとも伝えられており、当面は「台風一過の晴天」を期待しにくい状況だという。

午後の「強対流」に注意 短時間の激しい雨

専門家がとくに注意を促しているのが、午後に発生しやすい強い対流による雨だ。中国語圏の気象報道でよく使われる「強對流(強対流)」は、日本の予報でいう発達した積乱雲による大気の不安定な状態にあたる。地表付近が日射で暖められ、上空との温度差が大きくなる午後から夕方にかけて、局地的な大雷雨や短時間の猛烈な雨をもたらす。台湾は都市部でも山が近く、地形の影響で雨雲が急発達しやすいため、晴れ間が出ていても数十分後に道路が冠水するほどの雨に変わることが珍しくない。

南部は回復傾向 地域差が大きい一週間に

一方、連日の雨に見舞われていた南部では、ようやく日差しが戻ったと報じられている。雨雲の帯が北台湾側に停滞しているためで、同じ島の中でも南北で天気が大きく分かれる展開になっている。現地報道によれば、南部は来週にかけて連日の雨から抜け出す見通しが示されているという。ただし、低気圧帯や新たな低圧部の動き次第で予報は変わり得るため、この先の見通しはあくまで現時点の想定と受け止めるのが妥当だろう。

日本の読者が押さえておきたい点

台湾は日本と同じく台風の常襲地帯で、9月は台風シーズンの真っただ中にあたる。台湾を旅行や出張で訪れる予定がある場合、台風本体が去った後でも交通機関の乱れや山間部の道路規制が続くことがある点は覚えておきたい。台湾の気象情報は中央気象署(旧・中央気象局)が発表しており、公共放送の公視(PTS)が手話付きの気象情報を配信するなど、情報の届け方にも工夫が見られる。現地に滞在する際は、最新の警報・特報を随時確認するのが確実だ。

※本記事は台湾の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:東森新聞

シェアX (Twitter)FacebookLINEはてブ