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ブラジル、映画制作会社が元文化長官のカード代を支払いか

ブラジル紙が、映画『ダーク・ホース』の制作会社が撮影期間中に政治家マリオ・フリアス氏のクレジットカード請求を少なくとも4回支払っていたと報道。公私混同の疑いが焦点に。

ブラジル、映画制作会社が元文化長官のカード代を支払いか
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この記事のポイント

  • 映画『ダーク・ホース』の制作会社が政治家個人のカード代を少なくとも4回支払ったと報じられた。
  • 対象のマリオ・フリアス氏は前政権で文化担当の特別長官を務めた元俳優の現職下院議員。
  • 公的支援に支えられる映像産業だけに、制作費と私費の線引きに厳しい説明責任が求められる。
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ブラジルの主要メディアが、ある映画の制作費をめぐる不透明な支出を相次いで報じている。焦点となっているのは『ダーク・ホース(Dark Horse)』と呼ばれる映画で、その制作会社が、撮影が進められていた期間中に政治家マリオ・フリアス氏のクレジットカード請求を少なくとも4回にわたって支払っていた、という報道だ。

何が報じられたのか

報道によれば、支払われたのは制作会社名義ではなく、フリアス氏個人が契約するクレジットカードの利用代金。回数は「少なくとも4回」とされており、報道時点で判明している分に限られる。個々の請求の金額や、そこに何の購入が含まれていたのかについては、現時点で確定的に伝えられているわけではない。制作会社側・本人側の詳しい説明も、記事の段階では明らかになっていない。

マリオ・フリアス氏とは

マリオ・フリアス氏は、もともとテレビドラマなどで知られた俳優出身の人物だ。ジャイル・ボルソナロ前大統領の政権下で文化分野を所管する特別長官(日本でいえば文化庁長官に近い立場で、閣僚級の政治任用ポスト)を務め、その後2022年の総選挙で連邦下院議員に当選した。つまり「文化・映像産業の振興を担当する側にいた政治家」であり、その人物の私的な支出を映画の制作会社が肩代わりしていたのではないか、という構図が問題視されている。

なぜブラジルで問題になるのか

背景として押さえておきたいのが、ブラジルの映像作品の多くが公的な支援制度と無縁ではないという事情だ。同国には企業がスポンサーとなった文化事業の費用を税額控除できる「ルアネー法(Lei Rouanet)」をはじめ、視聴覚分野向けの公的基金など複数の支援スキームがある。日本と違い、文化予算の使途は長年、政治的な論争の的になってきた。そのため、制作費と個人の生活費の境目が曖昧な支出が出てくると、「誰の金が何に使われたのか」という追及が一気に強まりやすい。

ただし、この映画がどの制度をどう利用したのか、支払いが法的に問題のある行為に当たるのかは、現時点の報道だけでは断定できない。一般論として、制作会社が出演者やスタッフの経費を立て替えること自体は珍しくないが、相手が現職の政治家であり、しかも私的なカード請求である場合には、説明責任の水準が上がるのが通例だ。

今後の焦点

今後は、支払いの総額、名目、そして誰の判断で実行されたのかという点が焦点になるとみられる。制作会社側が「役務の対価」や「立替金」と説明できるのか、それとも実質的な利益供与だったと評価されるのかで、事案の性格は大きく変わる。ブラジルでは大統領選を意識した政治的な応酬が続いており、この種の報道が政争と結び付けて語られやすい点にも注意が必要だ。

※本記事はブラジルの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:G1

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