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オークランド新地下鉄CRL、開業後初の通勤ラッシュを迎える

ニュージーランド最大の都市オークランドで、都心を貫く新路線シティ・レール・リンクが開業。開業後初の平日朝ラッシュで利用者は約38%増と報じられ、真価が問われている。

オークランド新地下鉄CRL、開業後初の通勤ラッシュを迎える
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • オークランド都心を貫く新鉄道CRLが開業し、初の平日朝ラッシュを迎えた。
  • 最初の平日の鉄道利用者は開業前比で約38%増と現地で報じられている。
  • 行き止まり構造だった都心駅が通り抜け可能になり、輸送力向上が期待される。
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開業したばかりの新線が、初の通勤ラッシュを迎えた

ニュージーランド最大の都市オークランドで、都心部を地下で貫く新しい鉄道路線「シティ・レール・リンク(CRL)」が開業し、開業後初めての平日朝ラッシュを迎えた。現地報道によると、最初の平日の鉄道利用者数は開業前の水準と比べておよそ38%増えたと伝えられている(比較の基準となる時期は報道によって異なる可能性がある)。式典に沸いた初日とは違い、平日の朝は定時性・混雑・乗り換えのしやすさが一度に問われる。新線にとって本当の試験はここから、というのが地元メディアに共通したトーンだ。

「100年越し」と言われる理由

CRLは、オークランド中心部の地下に新たなトンネルを掘り、既存の鉄道網とつなぐ大規模事業だ。これまで中心部のターミナル駅(ブリトマート、現在はマオリ語に由来するワイテマタの名が併用される)は、線路が行き止まりになる「頭端式」の構造で、列車は必ず折り返す必要があった。CRLの開通で列車が都心を通り抜けられるようになり、運行本数や路線の使い方の自由度が大きく広がる。途中には新しい地下駅も設けられ、テ・ワイホロティウ、カランガ・ア・ハペといったマオリ語由来の駅名が採用された点も、先住民マオリの言語・文化を公共空間に積極的に取り入れる近年のニュージーランドらしい特徴といえる。

「100年かかった」と形容されるのは、オークランド都心に鉄道トンネルを通す構想自体が20世紀前半から繰り返し浮上しては立ち消えになってきた経緯があるためだ。国内でも屈指の規模の交通インフラ事業となり、長期にわたる工事は都心の道路規制や商店への影響という副作用も伴った。

本番は「毎日の通勤」に耐えられるか

開業直後の報道では、鉄道と車・自転車などで所要時間を比べる企画が組まれるなど、市民の関心は「実際に速いのか」という一点に向かっている。一方で、開業初日にはトラブルの発生も一部で報じられており、新しい設備が安定稼働するまでには一定の調整期間が要るとみるのが一般的だろう。利用者増が一過性の物珍しさによるものか、定着するのかも、今後数か月の数字を見なければ判断できない。

クルマ社会の都市が鉄道に賭ける

オークランドは人口およそ170万人と、ニュージーランド全体の約3分の1が集まる都市でありながら、長く自家用車依存が強く、慢性的な渋滞が課題とされてきた。CRLは、その構造を鉄道中心へ組み替えようとする試みでもある。人口規模の近い日本の地方中枢都市にとっても、既存路線を都心貫通化して価値を引き上げる手法は参考になる事例といえそうだ。

※本記事はニュージーランドの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:NZ Herald

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