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サウジ閣議、フーシ派の民間施設攻撃を非難 各国も相次ぎ声明

サウジアラビアの閣議が、イエメンのフーシ派による民間施設への攻撃を「罪深い攻撃の継続」と非難。有志連合は「責任と毅然さ」で対処すると表明し、UAEや韓国も非難声明を出した。

サウジ閣議、フーシ派の民間施設攻撃を非難 各国も相次ぎ声明
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • サウジアラビアの閣議が、フーシ派による民間施設への攻撃の継続を強く非難する声明を出した。
  • 有志連合は「責任と毅然さ」をもって対処すると表明したが、具体的な措置は報道から特定できない。
  • UAEに加え韓国も非難声明を出し、原油供給国サウジの安定が域外国の関心事であることを示した。
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サウジアラビアの閣議(マジュリス・アルウズラー=日本の閣議に相当する最高レベルの政策決定会合で、国王または皇太子が議長を務める)が、隣国イエメンのフーシ派による同国領内への攻撃を強く非難する立場を表明しました。現地報道によると、閣議は民間施設(アラビア語で「アアヤーン・マダニーヤ」=民用物、つまり軍事目標ではない民間の建物やインフラ)に対する「罪深い攻撃」が続いていることを問題視し、あらためて非難する声明を出しています。

閣議が問題にした「民間施設への攻撃」

フーシ派(正式名称は「アンサール・アッラー」)は、イエメン北部を実効支配する武装組織です。2014年に首都サヌアを制圧し、翌2015年からサウジアラビア主導の有志連合がイエメン政府側を支援する形で軍事介入したことで、両者の対立は国境を越えた応酬に発展しました。フーシ派は弾道ミサイルや無人機(ドローン)を用いてサウジ領内を攻撃してきたとされ、石油関連施設や空港など、軍事施設以外の標的が被害を受けたケースも繰り返し報じられています。

閣議が「民間施設」という言葉を明示的に使った点には意味があります。国際人道法は、軍事目標と民用物を区別し、民間人や民用物を攻撃対象にしてはならないと定めています。サウジ側はこの枠組みを引き合いに、フーシ派の攻撃を法的にも正当性を欠くものだと位置づけている、と読み取れます。

有志連合は「責任と毅然さ」で対処

サウジ主導の有志連合(アラブ連合軍)も、フーシ派の攻撃に対して「責任感と毅然とした態度をもって対処する」との趣旨の声明を出したと報じられています。これは、報復の応酬をいたずらに拡大させるのではなく、自衛措置として必要な対応は取るという、抑制と強硬さの両方をにじませた定型的な表現です。具体的にどのような軍事的・外交的措置を指すのかは、今回の報道からは特定できません。

UAE、韓国も非難声明

攻撃を受けて、周辺国や域外国からも非難の声が上がりました。アラブ首長国連邦(UAE)は有志連合の主要な一角を担ってきた国で、自国も過去にフーシ派の攻撃対象になったと報じられた経緯があり、サウジへの連帯を示した形です。

注目されるのは、韓国も非難声明を出し、攻撃の即時停止を求めたと伝えられている点です。韓国を含む東アジア諸国にとって、サウジアラビアは主要な原油供給国であり、同時に建設・プラント分野の大きな受注先でもあります。湾岸の石油施設や物流拠点が攻撃されれば、エネルギー価格や現地に展開する自国企業の安全に直結します。日本も原油の多くを中東に依存しており、この構図は決して他人事ではありません。

日本の読者が押さえておきたい文脈

イエメン内戦は、サウジアラビアとイランという地域の二大国が、それぞれ別の勢力を後押しする形で影響力を競う構図と重ねて語られることが多い紛争です。ただし、フーシ派がどの程度外部から支援を受けているかについては、当事者の主張と外部の分析に隔たりがあり、断定的に語れる段階ではありません。

今回のような閣議声明や各国の非難声明は、直接的に戦況を変えるものではありませんが、サウジ側が国際世論に向けて自国の立場を積み重ねていく外交上の手続きでもあります。中東情勢の節目を追ううえで、こうした「声明の積み重ね」も重要な手がかりになります。

※本記事はサウジアラビアの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:CNN Arabic

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