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香港初代行政長官・董建華氏の葬儀 中国側は「一国二制度の傑出した貢献者」と弔辞

香港の初代行政長官・董建華氏の葬儀が国葬級の規格で営まれ、中国共産党の石泰峰氏が「一国二制度の傑出した貢献者」「党の親密な友人」と弔辞を述べた。

香港初代行政長官・董建華氏の葬儀 中国側は「一国二制度の傑出した貢献者」と弔辞
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • 香港初代行政長官・董建華氏の葬儀が国葬に準じる規格で営まれた。
  • 中国共産党の石泰峰氏が「一国二制度の傑出した貢献者」と弔辞を述べた。
  • 夏宝竜氏が出席し、梁振英氏や李家超行政長官らが扶霊を務めたと報じられた。
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香港の初代行政長官(行政トップ)を務めた董建華(とう・けんか/ドン・ジェンホア)氏の葬儀が営まれ、中国共産党中央政治局委員で統一戦線工作部長の石泰峰(せき・たいほう)氏が弔辞を読み上げた。香港の複数の報道によると、石氏は董氏を「一国二制度の傑出した貢献者」であり「中国共産党の親密な友人」と位置づけ、その歩みをたたえたという。

国葬に準じる規格で執り行われた葬儀

香港メディアは、今回の葬儀が国葬級の規格で行われたと伝えている。中国本土からは、香港・マカオ政策を統括する国務院香港マカオ事務弁公室の夏宝竜(か・ほうりゅう)主任らが出席。会場には早朝から政財界の関係者が詰めかけたとされる。棺に付き添う「扶霊」(ひつぎを支える役/パルベアラー)は、第3代行政長官の梁振英(りょう・しんえい)氏や、現職の李家超(り・かちょう/ジョン・リー)行政長官らが務めたと報じられた。中国の国営通信社・新華社も長文の記事で生涯を振り返り、「確固たる愛国主義者」「一国二制度の実践の開拓者」と評したという。

董建華氏とはどんな人物か

董氏は海運業を営む一族の出身で、1997年の香港返還と同時に、英国統治下の総督に代わる初代の行政長官に就任した。「一国二制度」とは、返還後の香港に中国本土とは異なる法制度や経済システムを一定期間認めるという枠組みで、董氏はその最初の実務責任者だった。アジア通貨危機や2003年のSARS流行など難題が続き、2005年に任期途中で退任。その後は中国の政治的な諮問機関である全国政治協商会議(政協)の副主席を長く務め、香港と北京をつなぐ立場に身を置いた。

「党の親密な友人」という言葉の重み

注目されたのは、弔辞で董氏が「中国共産党の親密な友人」と呼ばれた点だ。石氏が率いる統一戦線工作部は、党員ではない各界の有力者と関係を築き、協力を取り付けることを任務とする組織である。香港の実業家出身で党員ではない董氏に対し、この表現が使われたことは、中央政府が董氏を体制の外側から支えた協力者として最大級に評価していることを示す、と受け止められている。

香港政治の一つの区切り

返還から約30年が経ち、2019年の大規模抗議や2020年の国家安全維持法の施行を経て、香港の政治環境は董氏の在任当時と大きく変わった。今回の葬儀は、返還直後の第一世代の政治指導者が舞台を去ったことを印象づけるものとなった。中央政府の要人が並んで弔意を示した構図そのものが、現在の香港と北京の関係を映し出しているとの見方もあるが、これはあくまで一般的な解釈であり、確定的なものではない。

※本記事は香港の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:香港電台新聞網

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