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ベトナム、ガソリン価格が1リットル約1,450ドン上昇 家計と物流に波及

ベトナムで9月24日午後3時から燃料価格が改定され、ガソリンは1リットルあたり最大1,451ドン上昇。ディーゼルなども同時に値上がりし、家計や物流コストへの影響が懸念される。

ベトナム、ガソリン価格が1リットル約1,450ドン上昇 家計と物流に波及
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • 9月24日午後3時から燃料価格が改定され、ガソリンは1リットル最大1,451ドン上昇した。
  • ベトナムの燃料価格は政府主導で定期改定され、全国一律の時刻で新価格が適用される。
  • バイク中心の社会のため値上げは家計に直撃し、ディーゼル高は物流コストにも波及する。
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9月24日午後3時から一斉に値上げ

ベトナムで9月24日午後3時(現地時間)から、ガソリンと軽油(ディーゼル)などの燃料小売価格が一斉に引き上げられた。現地報道によると、ガソリンの上げ幅は1リットルあたり最大1,451ドンに達し、バイオガソリン(エタノール混合ガソリン)も1,500ドン近い値上がりとなった。ディーゼルや灯油といった他の油種も同時に値上がりしており、今回が連続しての上昇局面にあたると伝えられている。

1,451ドンは日本円にすると、足元の為替水準でおおむね8円前後にあたる。金額だけ見れば小さく感じられるかもしれないが、ベトナムの物価水準や平均的な所得に照らすと、1リットルあたり数%規模の値上げは体感としてかなり重い。

「15時から改定」はベトナム独特の仕組み

ベトナムの燃料価格は、日本のようにガソリンスタンドが個別に決めるのではなく、政府が主導する価格管理の枠組みのもとで定期的に見直される。商工省と財務省が世界市場の価格動向を踏まえて基準価格を算定し、決められた周期で改定を発表する。改定時刻が「午後3時から」と全国一律で示されるのはこのためで、現地メディアは改定日になると一斉に新価格を速報する。

価格の安定化のために積み立てられる「価格安定化基金」を使って上げ幅を抑えたり、逆に基金に繰り入れたりする調整も行われてきた。今回の改定でこの基金がどう扱われたかは、報道の要約からは確認できない。

バイク社会だからこそ響く

ベトナムはバイク(オートバイ)が移動の主役で、登録台数は人口の半分を優に超えるとされる。通勤・通学から配達まで日常のあらゆる移動がバイクに依存しているため、ガソリン価格の変動は都市部・地方を問わず、ほぼすべての世帯に直接届く。近年急拡大したフードデリバリーや配車サービスのドライバーにとっては、燃料代がそのまま手取りを削る要因になる。

加えて、トラック輸送を担うディーゼルの値上がりは、生鮮品や日用品の輸送コストを押し上げる。一般論として、燃料の値上がりは時間差を置いて消費者物価に波及しやすく、値上げが短期間に連続した場合は特にその傾向が強まる。ただし今回の改定がベトナムの物価統計にどの程度反映されるかは、今後の指標を待つ必要がある。

今後の焦点

ベトナムの燃料価格は、シンガポール市場などを参照した国際的な石油製品価格に強く連動する。したがって次回以降の改定が上げになるか下げになるかは、原油相場や為替の動き次第だ。政府側は物価の安定を重視する姿勢を示してきており、上昇が続く局面では基金の活用や税制面での対応が議論される可能性がある。日本から見ても、ベトナムに生産拠点や物流網を持つ企業にとってはコスト環境の変化として注視しておきたい動きだ。

※本記事はベトナムの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:VnExpress

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