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ベトナム・旧ビンズオン地域で豪雨と高潮が重なり道路が深く冠水、エンストする車両が続出

ベトナム南部の旧ビンズオン省一帯で、豪雨と高潮が重なって道路が深く冠水しました。バイクや車のエンストが相次ぎ、雨季の都市型水害の課題が改めて浮き彫りになっています。

ベトナム・旧ビンズオン地域で豪雨と高潮が重なり道路が深く冠水、エンストする車両が続出
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この記事のポイント

  • ベトナム南部の旧ビンズオン地域で、豪雨と高潮が重なって道路が深く冠水し、エンストする車両が続出した。
  • 大雨はホーチミン市の広い範囲に及んだ。帰宅ラッシュと重なり、バスや店舗への浸水も報じられた。
  • 低地の地形や高潮、急速な都市化と排水設備の遅れが重なり、雨季の冠水が繰り返されている。
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豪雨と高潮が重なり、道路が「川」に

ベトナム南部のビンズオン地域で、激しい雨と高潮(現地で「チエウ・クオン」と呼ばれる大潮時の満潮)が同時に起き、各地の道路が深く冠水しました。現地紙ラオドン(労働)などによると、水に阻まれてエンジンが止まる車両が相次ぎ、立ち往生したバイクを押して歩く人の姿も見られたといいます。

ビンズオンはホーチミン市の北に隣接し、工業団地が集まる地域として知られています。日系企業の工場も多く進出しています。ベトナムでは2025年に省の統合が行われ、旧ビンズオン省はホーチミン市に編入されました。現在は同じホーチミン市の一部として扱われています。

同じ時間帯に市内各地でも被害

今回の大雨は旧ビンズオン地域だけでなく、ホーチミン市の広い範囲に影響しました。現地メディアは、異常に発達した雨雲によって所によっては200ミリを大きく上回る雨量が観測されたと報じています。帰宅ラッシュの時間帯と重なったため、渋滞と冠水の中をバイクでのろのろと帰る市民の様子や、路線バスや飲食店に水が入り込む様子も伝えられました。

なぜ冠水が起きやすいのか

ベトナム南部はおおむね5月から11月ごろが雨季で、夕方に短時間で激しい雨が降るスコールが珍しくありません。さらに、この地域はサイゴン川などの河川や運河が入り組んだ低地です。秋から年末にかけては潮位が高くなる時期にあたります。高潮で川の水位が上がると、雨水を排水路から川へ流しにくくなり、行き場を失った水が道路にあふれるという仕組みです。

急速な都市化も背景にあると指摘されてきました。かつての水田や湿地が住宅地や工場用地に変わり、地面が雨水を吸い込みにくくなったことが一因とされます。排水設備の整備が開発のペースに追いついていないという見方もあります。

バイク社会ならではの影響

ベトナムでは通勤や通学の主な足がバイクです。そのため冠水はすぐに市民生活を直撃します。エンジンやマフラーに水が入るとエンストしやすく、修理代は家計の負担になります。冠水した道路の脇でバイクを修理する臨時の店が出るのも、現地ではよくある光景です。

ホーチミン市当局は治水事業や排水路の改修を進めていますが、豪雨と高潮が重なると対応しきれない状況が続いています。潮位が高い時期はしばらく続くとみられ、住民には引き続き注意が求められそうです。

※本記事はベトナムの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:Laodong.vn

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