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スペイン・ウルダで列車事故、運行再開の指示に注目が集まる

スペイン中部ウルダ付近で高速鉄道AVEが関わる列車事故が起きた。運行を再開させた指示の経緯が焦点となり、犠牲者の身元確認も続いている。

スペイン・ウルダで列車事故、運行再開の指示に注目が集まる
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • スペイン中部ウルダ付近で高速鉄道AVEが関わる列車事故が起き、事故の経緯に国内の関心が集まっている。
  • 運輸相が運行再開を指示したとしてAdif職員を名指ししたが、その職員は治安警察への供述を拒んでいる。
  • 州首相は身元のわからない遺体が多いと説明し、死者数がさらに増える可能性も否定していない。
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スペイン中部で高速鉄道が関わる列車事故

スペイン中部のカスティーリャ=ラ・マンチャ州にあるウルダ(Urda)付近で、高速鉄道AVEが関わる列車事故が起きました。現地では大手メディアが連日大きく報じています。英BBCのスペイン語版は図を使って事故の経緯を解説する記事を出しており、「どのように事故が起きたのか」に国内の関心が集まっていることがわかります。

AVEは、日本の新幹線にあたるスペインの高速鉄道です。1992年のマドリード-セビーリャ線の開業以降、路線網はヨーロッパ有数の規模まで広がりました。国の大動脈であるだけに、重大事故は社会に大きな衝撃を与えます。

焦点は「運行再開」の指示

報道によると、焦点の一つは事故の前にAVEへ出された運行再開の指示です。オスカル・プエンテ運輸相は、AVEに走行の再開を指示したとして、線路や信号などの鉄道インフラを管理する国営企業Adif(アディフ)の職員を名指ししました。スペインでは、線路と駅を管理するAdifと、列車を走らせる運行会社(国営のRenfeなど)が別の組織に分かれています。運行の指令や信号の扱いは、主にAdif側の役割です。

スペイン紙エル・ムンドによると、この職員は治安警察(Guardia Civil)の事情聴取に対し、供述を拒んでいます。治安警察は、地方部の交通や重大事故の捜査も担う国家警察組織です。一方で、AVEの運転士が運行管理センターに何らかの報告をしていたとも伝えられています。ただし、元の報道は途中までしか確認できず、どんな内容をいつ伝えたのかはわかっていません。

運転士の報告、指令側の判断、再開の指示という流れのどこに問題があったのかは、今後の捜査と事故調査で明らかになるとみられます。現時点では原因は確定しておらず、閣僚が特定の職員を名指ししたことの是非も議論になる可能性があります。

犠牲者の身元確認はなお続く

エル・パイス紙によると、地元カスティーリャ=ラ・マンチャ州のエミリアーノ・ガルシア=パヘ州首相は、身元がわかっていない遺体がまだ多いと説明しました。そのうえで、死者がさらに増える可能性も否定していません。正確な犠牲者数は、本記事の元にした報道からは確認できませんでした。

サッカーのアトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が犠牲者に向けたメッセージを出すなど、悲しみは国全体に広がっています。今後は、指令系統の検証、運転士と指令センターのやり取りの解明、安全システムが正しく働いていたかどうかの確認が注目されます。

※本記事はスペインの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:BBC

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