🌐 日本語

世界の声 — 各国のローカルニュースを、日本語で

購読するメール通知に登録

ブラジル上院、週6日勤務「6×1」廃止の憲法改正案を水曜に採決へ

ブラジル上院のアルコルンブレ議長が、週6日勤務・1日休みの「6x1」勤務制をなくす憲法改正案(PEC)の第1回採決を来週水曜に行うと決めた。

ブラジル上院、週6日勤務「6x1」廃止の憲法改正案を水曜に採決へ
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • ブラジル上院議長が、週6日勤務・1日休みの「6x1」勤務制を廃止する憲法改正案の採決を来週水曜に設定した。
  • 憲法改正には上院・下院で2回ずつ5分の3以上の賛成が必要で、水曜の採決は上院の第1回目にあたる。
  • 選挙の年で働く人の関心が高く、ルラ大統領とフラビオ・ボルソナロ議員の主張の違いにも注目が集まる。
シェアX (Twitter)FacebookLINEはてブ

ブラジル上院のダビ・アルコルンブレ議長は、週6日働いて休みが1日だけになる「6×1(セイス・ポル・ウン)」と呼ばれる勤務制をなくす憲法改正案(PEC)について、来週水曜日に本会議で採決すると決めました。現地の大手メディアG1やCNNブラジル、上院の公式サイトなどが一斉に伝えています。

「6×1」とはどんな働き方か

「6×1」は、6日続けて働き、1日休むことを繰り返す勤務形態です。ブラジルでは小売店やスーパー、飲食業、サービス業などで広く使われています。ブラジルの憲法は労働時間の上限を「1日8時間・週44時間」と定めており、この範囲で週6日勤務を組むことは今の制度で認められています。

これに対し、「休みが週1日では家族との時間や体を休める時間が足りない」という声が働く人の間で強まり、SNSを中心に「6×1の廃止」を求める運動が広がりました。労働時間を憲法が定めているため、制度を変えるには法律の改正では足りず、憲法改正案(PEC:Proposta de Emenda à Constituição)という手続きが必要になります。

上院での採決の流れ

上院の発表によると、水曜日に行うのは「第1回目(1º turno)」の採決です。ブラジルで憲法を改正するには、上院・下院それぞれで2回ずつ採決し、毎回、議員の5分の3以上の賛成を得る必要があります。上院は定数81なので、49票以上の賛成が要ります。水曜日に可決されても、それで改正が決まるわけではありません。

UOLによると、アルコルンブレ議長はこの採決とあわせて、当面の最後となる本会議の日程も決めました。CNNブラジルによると、議長と並んだクレイチーニョ上院議員が「6×1の廃止は水曜に採決される」と述べています。

政治的な注目点

この問題は政党の対立を越えて関心が高く、現地メディアは左派のルラ大統領と、右派のボルソナロ前大統領の長男フラビオ・ボルソナロ上院議員が、それぞれどう主張しているかを比べて報じています。2026年は大統領選挙などの総選挙の年で、働く人の暮らしに直結するこの改正案は、有権者の目を強く意識した争点になっているとみられます。

一方、経済界には、人件費が増えることや、店の営業体制を組み直す負担を心配する声もあると一般に指摘されています。最終的にどんな勤務体系が認められるのか、移行期間をどうするのかといった細かな中身は、今後の審議と2回目以降の採決で注目されます。

※本記事はブラジルの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:G1

シェアX (Twitter)FacebookLINEはてブ