
この記事のポイント
- ネパール北部で鉄砲水が起き、5人が行方不明に。家屋や橋が流され、当局は村の住民に避難を呼びかけている。
- 洪水は土砂崩れがきっかけとみられる。豪州メディアは、ネパールでは2度目の洪水災害だと伝えている。
- 急な山と谷が多いネパールは、土砂災害が起きやすい。NZとは登山を通じたつながりが深く、現地でも大きく報じられた。
NZの主要メディアが伝えたネパールの洪水
ネパール北部で鉄砲水が起き、5人が行方不明になっています。ニュージーランドでは、公共放送系の1News、ニュースサイトのStuff、新聞のNZ Heraldといった主要メディアが、ロイター通信などの配信をもとにこのニュースを伝えました。報道によると、洪水で家屋や橋が流され、当局は周辺の村の住民に避難を呼びかけています。
土砂崩れがきっかけとみられる
ロイター通信の見出しでは、今回の洪水は土砂崩れによって引き起こされたとされています。山間部で土砂崩れが川をせき止め、たまった水が一気に流れ出すと、下流で急に水位が上がり、短い時間で大きな被害が出ることがあります。今回もこうした流れだった可能性がありますが、詳しい経緯は今後の発表を待つ必要があります。
オーストラリアのNews.com.auは「ネパールで2度目の洪水災害」という見出しで伝えています。比較的短い間に洪水被害が続いていることがうかがえます。被害の全体像や、行方不明者の捜索の状況は、まだ報道からははっきりしません。
ヒマラヤの国が抱える災害の危険
ネパールはインドと中国にはさまれた内陸の国で、北部にはエベレストを含むヒマラヤ山脈が連なっています。急な斜面と深い谷が多く、雨の多い時期には土砂崩れや鉄砲水がたびたび起きます。山あいの村は道路や橋が限られているため、橋が1本流されるだけで孤立し、救助や物資の輸送が難しくなりがちです。
近年は、氷河が解けてできた湖があふれる「氷河湖決壊洪水」への警戒も強まっています。今回の洪水との関係はわかっていませんが、気候変動がヒマラヤ地域の災害の危険を高めているという指摘は、専門家の間で一般的です。
なぜニュージーランドで報じられるのか
ニュージーランドとネパールは、登山を通じたつながりが深いことで知られています。1953年に人類で初めてエベレストの登頂に成功したエドモンド・ヒラリー卿はニュージーランド出身で、その後もネパールで学校や病院の建設を支援しました。今もネパールを訪れるニュージーランドの登山者やトレッキング客は多く、現地の災害は身近なニュースとして受け止められやすい面があります。
行方不明者の捜索や被災地の支援がどう進むか、引き続き注目されます。
※本記事はニュージーランドの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:1News




