🌐 日本語

世界の声 — 各国のローカルニュースを、日本語で

購読するメール通知に登録

NZクライストチャーチで行方不明の若い父親、遺体で発見 男を訴追

ニュージーランド・クライストチャーチで行方不明だった若い父親ブレイドン・ヘップワースさんが遺体で見つかり、男が「遺体への侮辱」の罪などで訴追された。

NZクライストチャーチで行方不明の若い父親、遺体で発見 男を訴追
🔥🔥🔥 ローカル度MAX

この記事のポイント

  • クライストチャーチで行方不明だった若い父親ヘップワースさんとみられる遺体が、市内の住宅敷地で見つかった。
  • 警察は男1人を訴追。容疑には遺体に侮辱を加えたとする、日本の死体損壊・遺棄に近い罪が含まれる。
  • ヘップワースさんは失踪前に緊急住宅を退去させられており、住まいの支援のあり方にも関心が集まっている。
シェアX (Twitter)FacebookLINEはてブ

ニュージーランド南島最大の都市クライストチャーチで行方が分からなくなっていた若い父親、ブレイドン・ヘップワースさんとみられる遺体が、市内の住宅敷地で見つかりました。警察はこの死に関連して男1人を訴追しています。現地では、全国紙NZヘラルドや公共放送RNZ、テレビ局1Newsなどが相次いで報じ、大きな関心を集めています。

住宅敷地で遺体を発見

報道によると、警察はヘップワースさんの行方を捜していたなかで、クライストチャーチ市内の住宅敷地から遺体を発見しました。遺体はヘップワースさん本人とみられていますが、正式な身元確認や死因については、現時点で公表されている情報は限られています。NZヘラルドは、遺体が見つかった場所について詳しく伝えています。

警察は、この件に関連して男1人を訴追しました。訴追の内容には、遺体に対して「侮辱を加えた(offering an indignity)」とする罪が含まれていると報じられています。男の氏名や事件との具体的な関わりについては、裁判手続きの中で明らかになっていくとみられます。

「遺体への侮辱」とはどんな罪か

日本の読者には聞き慣れない表現ですが、ニュージーランドの刑法(1961年犯罪法)には、人の遺体や遺骨を不適切に扱ったり、遺体に対して侮辱的な行為をしたりすることを処罰する規定があります。日本の刑法でいう「死体損壊・遺棄罪」に近い性格の罪と考えると理解しやすいでしょう。現地メディアのStuffも、この罪が実際に何を意味するのかを解説する記事を掲載しています。

なお、この罪は遺体の扱いに関するもので、死亡そのものの責任を問う殺人罪などとは別のものです。今後の捜査の進展によって、訴追内容が変わる可能性もあります。

失踪前に緊急住宅を退去させられていた

地元紙ザ・プレスは、ヘップワースさんが行方不明になる前、緊急住宅の運営者から退去を求められていたと報じました。記事の見出しには「誰かが死ぬことになる」という関係者の言葉が引用されており、住まいを失った若者の置かれた状況に懸念の声が上がっていたことがうかがえます。

ニュージーランドでは住宅価格や家賃の高騰を背景に、住まいを失った人に政府の支援でモーテルなどを一時的に提供する「緊急住宅」制度が広く使われてきました。一方で、費用の増大や運営のあり方には以前から批判もあります。今回の退去と失踪・死亡との間に直接の因果関係があるかどうかは現時点では不明ですが、弱い立場に置かれた人への支援のあり方が改めて問われる可能性があります。

今後の焦点

今後は、ヘップワースさんの死因の特定、訴追された男の裁判の行方、そして失踪に至るまでの経緯の解明が焦点となります。幼い子を持つ若い父親の死は、地域社会に大きな衝撃を与えています。

※本記事はニュージーランドの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:NZ Herald

シェアX (Twitter)FacebookLINEはてブ