
この記事のポイント
- 広州白云国際空港が国際線を3路線新設し、第140回広州交易会に向けて海外からの空の便を増やした。
- 空港には海外バイヤー向けの入場証発行窓口ができ、到着後すぐに手続きして会場へ向かえるようになった。
- 李強首相が開幕式で基調演説を行い、中国政府が交易会を対外開放と貿易振興の場として重視していることがうかがえる。
交易会に合わせて国際線を3路線追加
中国南部の広東省広州市にある広州白云国際空港で、国際線が新たに3路線開設されました。中国民航網など中国の現地メディアによると、第140回中国輸出入商品交易会(通称「広州交易会」、英語名Canton Fair)の開幕に合わせ、海外からの来場者の足を確保する狙いがあります。新路線の行き先や運航を担う航空会社について、手元の報道からは詳しく確認できませんでした。
広州交易会とは
広州交易会は1957年に始まった中国最大級の総合見本市です。毎年春と秋の2回、広州で開かれ、家電、機械、日用品、繊維製品など幅広い分野の中国企業が出展します。世界各地からバイヤーが集まり、中国の対外貿易の動きを映す場とされています。今回は第140回にあたり、現地では「広交世界70年」と題した座談会も開かれました。報道によると、李強首相が開幕式に出席して基調演説を行い、この座談会にも出席しています。国の指導者が出席したことから、中国政府が対外開放と貿易の振興をあらためて示す場として交易会を位置づけていることがうかがえます。
空港で到着後すぐに入場証を発行
白云空港では、海外から来たバイヤー向けに交易会の入場証を発行する窓口も始まりました。現地報道によると「到着してすぐ手続きできる」ことを売りにしており、空港に着いた来場者がそのまま会場へ向かえるようにする工夫です。広州は中国南部の航空の拠点で、白云空港は中国でも利用者の多い空港の一つです。交易会の期間中は海外からの往来が一時的に大きく増えるため、路線の拡充と入場手続きの簡素化を一緒に進めて、受け入れ態勢を整えたものとみられます。
背景にある国際線の回復と拡大
中国の国際線は、新型コロナウイルスの流行中に大幅に減った後、段階的に戻ってきました。近年は東南アジア、中東、アフリカ、中南米などの新興国との路線開設が目立つと指摘されています。今回の3路線がどの地域向けかは確認できませんが、交易会には新興国のバイヤーも多く参加するため、それに合わせた路線網づくりの一環と考えられます。日本の読者にとっても、広州は日中間の直行便がある身近な都市です。交易会の時期の航空便やホテルの混み具合は、ビジネスで渡航する人が知っておきたい情報と言えるでしょう。
※本記事は中国の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:中国民航网




