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カナダ・アルバータ州の独立住民投票を前に、カーニー首相が地元エドモントンで残留を訴え

アルバータ州のカナダからの分離を問う住民投票を前に、カーニー首相が各地を回って「カナダ残留」を訴えるツアーを地元エドモントンで締めくくりました。

カナダ・アルバータ州の独立住民投票を前に、カーニー首相が地元エドモントンで残留を訴え
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • カーニー首相が、アルバータ州の住民投票を前にした「カナダ残留」ツアーを、地元エドモントンで締めくくった。
  • 石油資源の豊かなアルバータ州では、連邦政府のエネルギー政策や財政の配分への不満が、分離を求める動きの背景にある。
  • スミス州首相や野党・保守党のポワリエーヴル党首も残留を呼びかけ、党派を超えて国の一体性を訴える形になった。
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地元エドモントンで「カナダ残留」ツアーを締めくくる

カナダのマーク・カーニー首相が、西部アルバータ州で近く行われる住民投票を前に、各地を回って「カナダに残ろう」と訴えるツアーを続け、その最後を若い頃を過ごしたエドモントンで迎えました。エドモントンはアルバータ州の州都です。現地メディアの報道によると、首相は集会で「私たちは最高だ(We are the best)」と語り、カナダという国が一つにまとまっていることの価値を強く訴えました。

住民投票で問われるもの

今回の住民投票は、アルバータ州がカナダから離れるかどうかをめぐるものとして注目されています。アルバータ州は石油や天然ガスに恵まれ、カナダ経済を支える資源の州です。その一方で、連邦政府(日本の国にあたる)の環境・エネルギー政策や、豊かな州から財政の苦しい州へお金を回す「平衡交付金」と呼ばれる制度などをめぐり、「州のお金や資源が中央に吸い上げられている」という不満が長く続いてきました。こうした不満が、分離独立を求める動きの背景にあるとされます。

投票の正確な設問や、結果が出た後に法的にどうなるかについては、州と連邦政府の交渉が必要になるとみられています。カナダでは、フランス語圏のケベック州が1980年と1995年に独立を問う住民投票を行い、いずれも僅差で否決されました。このときの経験から、州が分離するには連邦の議会や憲法上の手続きが関わると考えられています。

党派を超えた残留の呼びかけ

報道によれば、カーニー首相はアルバータ州のダニエル・スミス州首相とも並んで、残留への投票を呼びかけました。スミス州首相はこれまで連邦政府の政策を厳しく批判してきた人物で、二人がそろって訴えたことは注目されています。また、野党・保守党のピエール・ポワリエーヴル党首も、アルバータ州の人々に「ほかのカナダ人を置いていかないでほしい」と呼びかけたと伝えられています。ふだん対立する与党・自由党と野党・保守党が、国の一体性については同じ方向を向いている形です。

今後の焦点

世論調査などでは、分離を支持する人は一定数いるものの多数派ではない、という見方が一般的です。ただ、投票の結果は、残留が選ばれた場合でも、州の不満がどれほど深いかを示すものとして受け止められるとみられます。連邦政府がエネルギー政策や財政の配分で、アルバータ州の声にどこまで応えるかが、投票後も大きな課題になりそうです。

※本記事はカナダの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:CTV News

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