
この記事のポイント
- ナイジェリア南西部エキティ州のオイエバンジ知事が2期目の就任宣誓を行い、州民のために機会をつくると約束した。
- 知事と同じ与党APCに属するティヌブ大統領が祝意を示した。南西部の州政権を守った意味は小さくないとみられる。
- 知事は就任後すぐに局長級幹部や技術顧問を退任させた。雇用づくりなど公約をどこまで形にできるかが注目される。
エキティ州知事が2期目の宣誓
ナイジェリア南西部エキティ州のビオドゥン・オイエバンジ知事が、2期目の就任宣誓を行いました。現地紙プレミアム・タイムズなどによると、知事は就任式の演説で、州民のために「機会をつくる」ことを2期目の柱にすると約束しました。ナイジェリアの州知事の任期は4年で、続けて務められるのは2期までです。オイエバンジ氏にとっては、今回が最後の任期になります。
エキティ州とはどんな地域か
エキティ州は、ナイジェリアに36ある州の一つです。1996年に隣のオンド州から分かれてできました。州都はアド・エキティで、住民の多くはヨルバ人です。大きな油田や産業は少ない一方で、教育を大事にする土地柄で知られ、「名誉の地(Land of Honour)」とも呼ばれます。
ナイジェリアでは、大統領選や多くの州知事選が同じ年にまとめて行われます。しかしエキティ州は、過去に裁判で選挙結果が覆った影響などから、知事選がほかの州と違う時期に行われる「オフサイクル選挙」の州になっています。そのため、知事選は国内で注目されやすい傾向があります。
大統領も祝意、与党にとっての意味
パンチ紙によると、ボラ・ティヌブ大統領はオイエバンジ氏の2期目就任に祝意を伝えました。両氏とも与党・全進歩会議(APC)に属しています。南西部は大統領の地元でもあるため、この地域の州政権を与党が保ったことは、党にとって政治的に意味があるとみられます。
エキティ州ではこれまで、知事が続けて2期務めた例が少ないとされます。現地メディアには、今回の再任を異例のことと受け止める論調もあります。
2期目の課題と最初の人事
州政府の発表によると、知事は就任後すぐに、1期目に任命した各部局の局長級幹部や技術顧問を退任させました。新しい任期を始めるにあたって体制を組み直す動きで、ナイジェリアの州政府ではよく見られる手続きです。
ディス・デイ紙は、2期目が州民の暮らしにどこまで効果をもたらすかを論じています。全国的な物価の上昇や若者の失業が深刻ななか、雇用づくり、インフラ整備、農業振興といった公約をどれだけ形にできるかが問われそうです。ただし、具体的な政策の中身や目標の数字は、今後の州政府の発表を待つ必要があります。
※本記事はナイジェリアの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:Premium Times Nigeria




