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コロンビア国立博物館の展示撤去に6館が反発、文化政策めぐり対立

コロンビアのデ・ラ・エスプリエジャ政権が国立博物館の作品30点以上の撤去を命じ、国内6つの博物館が反対を表明。館前では500人超が抗議し、前政権の関係者も批判している。

コロンビア国立博物館の展示撤去に6館が反発、文化政策めぐり対立
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この記事のポイント

  • デ・ラ・エスプリエジャ政権がコロンビア国立博物館に、30点を超える展示作品の撤去を指示した。
  • 国内の6つの博物館が反対を表明し、館の前では500人を超える市民が撤去に抗議した。
  • 前政権で文化相を務めた人物やペトロ前大統領も反応し、文化政策をめぐる政治対立が目立っている。
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国立博物館から30点以上の作品撤去を指示

南米コロンビアで、首都ボゴタにある国立博物館(Museo Nacional de Colombia)の展示をめぐって対立が起きています。現地報道によると、デ・ラ・エスプリエジャ政権が同館に対し、30点を超える展示作品の撤去を指示しました。これに対し、国内の6つの博物館が反対する立場を表明しました。

国立博物館は19世紀前半に創設された、中南米でも特に古い博物館の一つです。かつての刑務所の建物を使っていることでも知られ、先住民の時代から現代までのコロンビアの歴史・美術を伝える、国を代表する文化施設です。

「文化をめぐる闘い」の一環との見方

現地の調査報道メディアは、今回の撤去を政権による「文化をめぐる闘い(バタージャ・クルトゥラル)」の一環と伝えています。どの作品がどのような理由で対象になったのか、元ネタの要約からは詳しく確認できません。ただ、展示の中身を政権の考え方に合わせて変えようとしているのではないかという受け止めが、批判の背景にあるとみられます。

コロンビアでは、左派のペトロ前大統領のもとで、先住民やアフリカ系住民、武力紛争の被害者など、これまで目立たなかった人々の歴史に光を当てる文化政策が進められてきました。右派とされる現政権がこの流れの見直しを進めているとすれば、博物館の展示が政治的な対立の場になっている構図といえます。ただし、これは一般的な見方であり、政府側の正式な説明は今後の報道を待つ必要があります。

博物館の連名での反対と市民の抗議

国内の6つの博物館が撤去への反対を表明したことは、文化機関どうしが連帯して政府に異議を唱えた動きとして注目されています。博物館の展示は専門家の研究や判断に基づいて決めるべきもので、政治の都合で変えるべきではない、という考え方が背景にあると考えられます。

現地紙によると、国立博物館の前では500人を超える人々が集まり、作品の撤去に抗議しました。また、ペトロ政権で文化相を務めた人物は「私たちの想像力を奪うことはできない」と強く批判しました。ペトロ前大統領本人も反応したと伝えられています。

今後の焦点

今後は、政府が撤去の理由をどう説明するのか、撤去された作品がどこでどう保管・公開されるのかが焦点になりそうです。博物館の独立性と政府の文化政策のどちらを優先するのかをめぐる議論は、コロンビアの政治の分断を映すテーマとして、しばらく続く可能性があります。

※本記事はコロンビアの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:El Tiempo

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