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南ア・ヨハネスブルク市長選、ジレ氏が名物車で登場「再生の最後の機会」

南アフリカ最大の都市ヨハネスブルクの市長選に挑む民主同盟(DA)のヘレン・ジレ氏が集会に名物車「グシェシェ」で登場し、「街を救う最後の機会だ」と有権者に訴えました。

南ア・ヨハネスブルク市長選、ジレ氏が名物車で登場「再生の最後の機会」
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • ヨハネスブルク市長選に挑むDAのジレ氏が、名物車「グシェシェ」でスピンを見せ、集会を沸かせた。
  • ジレ氏は今回の選挙を「街を救う最後の機会」と呼び、縁故による優遇はしないと訴えた。
  • 背景には断水・停電やインフラ老朽化、連立の混乱で市長が何度も交代してきた市政への不満がある。
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派手な登場で集会を沸かせる

南アフリカ最大の経済都市ヨハネスブルクで、次の地方選挙に向けた選挙戦が熱を帯びています。最大野党として知られ、現在は国の連立政権にも加わる民主同盟(DA)の市長候補、ヘレン・ジレ氏が支持者の集会に現れました。乗ってきたのは、南アフリカで「グシェシェ(gusheshe)」の愛称で親しまれるBMWの旧型車です。現地メディアによると、ジレ氏はこの車でスピンをして見せ、会場は大きな歓声に包まれました。

「グシェシェ」は1980〜90年代のBMW 3シリーズの一部モデルを指す俗称です。黒人居住区(タウンシップ)を中心に、カーカルチャーの象徴として今も人気があります。車を回転させる「スピニング」はモータースポーツ風の見せ物として若者に親しまれており、今回の演出は、幅広い層の有権者に親しみやすさを伝える狙いがあったとみられます。

「ヨハネスブルクを救う最後の機会」

集会でジレ氏は、今回の選挙が「ヨハネスブルクを救う最後の機会」だと訴えました。現地報道によると、「コネのある仲間を優遇しない」と述べ、縁故による利権を断つ姿勢を強調しました。また「昼も夜も働き、ヨハネスブルクに新たな命を吹き込む」と語り、街を変える力は有権者の手にあるとして投票を呼びかけました。

ジレ氏は元DA党首で、ケープタウン市長や西ケープ州首相を務めた経歴を持つベテラン政治家です。DA内では、ケープタウンでの行政運営を「実績」として掲げることが多く、ヨハネスブルクでもその手腕を売り込む構えとみられます。

背景にある大都市の行政危機

ヨハネスブルクでは近年、断水や停電、道路・水道などのインフラ老朽化、ゴミ収集の滞りといった問題が深刻になっています。市議会ではどの政党も過半数を取れず、連立の組み替えが続いたため、市長が短期間で何度も交代するなど、政治の不安定さも住民の不満を招いてきました。

ジレ氏の「最後の機会」という言葉には、こうした行政の機能不全への危機感がにじんでいます。一方で、白人の政治家であるジレ氏が多様な住民を抱える大都市で幅広い支持を得られるのかについては、現地でも見方が分かれていると考えられます。派手な演出が票につながるかどうかも含め、ヨハネスブルクの市長選は南アフリカの地方政治の行方を占う注目の戦いになりそうです。

※本記事は南アフリカの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:News24

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