
この記事のポイント
- ベトナム中部カインホア省のA2刑務所から受刑者3人が脱走し、警察が夜通しの検問で追跡を続けている。
- 警察は3人の特徴を公表して情報提供を呼びかけ、うち1人は長距離バスの車内で確保されたと報じられた。
- 周辺住民は戸締まりを徹底して外出を控えており、残る受刑者の確保と警備体制の検証が焦点となる。
中部の刑務所から3人が脱走
ベトナム中部のカインホア省にある「A2刑務所(トライザム A2)」から受刑者3人が脱走し、警察が大がかりな追跡を続けていると、現地の主要紙トゥオイチェー(Tuổi Trẻ)やVnExpress、ザンチー(Dân trí)などが相次いで報じました。カインホア省は、ビーチリゾートとして日本人観光客にも知られるニャチャンを含む南中部の省です。
報道によると、当局は脱走が分かった後、周辺の道路に検問所を設け、夜を徹して警戒にあたりました。警察は3人の身長や体格、服装などの特徴を公表し、住民に情報提供を呼びかけています。
1人は長距離バスの車内で確保
VnExpressは、脱走した受刑者のうち1人が長距離バス(ベトナムで「セーカック」と呼ばれる路線バス)に乗っていたところを確保されたと伝えています。ただし、残る受刑者の行方や脱走の詳しい手口、3人がどのような罪で服役していたのかについては、元ネタの見出し・要約の範囲では明らかになっていません。
周辺住民は戸締まりを徹底
ニュースサイト「Tin tức 24h」は、刑務所近くに住む人々が戸や門をしっかり閉め、外出を控えていると報じました。農村部や山あいにある刑務所の周辺では、逃走者が民家に立ち寄って食料や衣類、移動手段を得ようとするケースも想定されるため、住民の不安が高まっているとみられます。
背景:公安省が管理する刑務所
ベトナムでは、受刑者を収容する「トライザム(trại giam)」の多くを、警察組織である公安省が直接管理しています。名称に「A2」などの記号が付いているのは公安省直轄の施設であることが多く、比較的刑期の長い受刑者も収容されているとされます。
ベトナムでは刑務所からの脱走は頻繁に起きるものではありませんが、発生すると警察が地域の民兵や住民組織とも連携し、検問や山狩りを含む大規模な捜索を行うのが一般的です。今回も、残る受刑者の早期確保と、施設の警備体制に問題がなかったかどうかの検証が今後の焦点になると考えられます。
※本記事はベトナムの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:Tuổi Trẻ




