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比副大統領サラ・ドゥテルテ氏「暗殺依頼」めぐり検察と弁護が真っ向対立

フィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領の弾劾裁判で、検察側は殺害を依頼したと主張、弁護側は脅迫の事実はないと全面否定。証拠の有無が争点に。

比副大統領サラ・ドゥテルテ氏「暗殺依頼」めぐり検察と弁護が真っ向対立
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • フィリピンのサラ副大統領の弾劾裁判で、暗殺依頼の有無が最大の争点となっている
  • 検察側は殺害を依頼したと主張、弁護側は脅迫の事実はないと全面否定している
  • 背景にはマルコス政権とドゥテルテ家の政治的対立があり、政局を左右しうる
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フィリピンで、サラ・ドゥテルテ副大統領を対象とした弾劾裁判が続いている。副大統領は同国で大統領に次ぐ要職で、彼女はかつて大統領を務めたロドリゴ・ドゥテルテ氏の娘としても知られる。現在の裁判は、公的資金の扱いなどをめぐって下院が訴追し、上院が裁判の場となって進められているものだ。

争点は「暗殺の依頼」があったかどうか

審理で大きな焦点となっているのが、サラ氏が過去に発したとされる発言の解釈だ。検察(訴追側)を担う下院のパネルは、副大統領が「もし自分が殺されたら要人を殺すよう暗殺者に依頼していた」という趣旨の発言をした点をとらえ、実際に殺害の依頼があったと受け止められると主張している。訴追側の一員とされるアディオン議員も、この見方に沿う立場を示したと報じられている。

一方で、副大統領の弁護側はこれを真っ向から否定している。弁護側や副大統領のチームは「具体的な脅迫がなされた事実はなく、当該発言をもって殺害の依頼と断定することはできない」との立場を取り、訴追側には主張を裏づける確たる証拠がないと反論しているとされる。

「証拠が足りない」との指摘も

現地報道の一部は、訴追側が副大統領(愛称「インダイ」)の関与を立証しきれていないのではないか、との論調も伝えている。つまり、問題の発言が比喩的・感情的な表現にとどまるのか、それとも法的に責任を問える具体的な計画だったのか——ここが評価の分かれ目になっている。ただし、裁判はなお審理の途中であり、最終的な判断が示された段階ではない点には注意が必要だ。

ドゥテルテ家とマルコス政権の対立という背景

この裁判は、単独の刑事事件というより、フィリピン政治の大きな構図の中で理解する必要がある。かつて連携していたマルコス大統領の陣営とドゥテルテ家の関係が悪化し、政治的な対立が表面化する中で弾劾手続きが進んだ、という文脈がある。弾劾で有罪と判断されれば、副大統領は公職追放などの重い帰結を負う可能性があるとされ、その動向は次の大統領選をにらむ政局にも影響しうる。日本ではあまり詳しく報じられないが、現地では連日大きく取り上げられている案件だ。

※本記事はフィリピンの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:Inquirer.net

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