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オランダの学校水泳授業で児童が死亡 地域に広がる悲しみ

オランダ東部ヘルダーラント州の屋内プールで、学校の水泳授業中に児童が心肺蘇生を受けたが死亡した。オランダ特有の「学校水泳」制度を背景に解説する。

オランダの学校水泳授業で児童が死亡 地域に広がる悲しみ
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この記事のポイント

  • オランダ東部ヘルダーラント州のプールで、学校水泳の授業中に児童が死亡した。
  • 児童はベューニンゲンの学校に通っており、学校と地域社会に深い悲しみが広がっている。
  • 水辺の国オランダでは学校水泳が重視されるが、経緯や原因の詳細は現時点で限られる。
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オランダ東部で、学校の水泳授業中に児童が意識を失い、心肺蘇生(CPR)を受けたものの、その後死亡したと現地メディアが伝えました。現地の公共放送NOSや、全国ニュースサイトNU.nl、地域紙デ・ヘルダーランダー(De Gelderlander)などが相次いで報じています。

どこで起きたのか

現場となったのは、ヘルダーラント州(Gelderland)にあるアフェルデン(Afferden)のプールとされています。ヘルダーラント州はオランダ東部に位置する同国最大の州で、ドイツ国境に近い内陸地域です。オランダには「アフェルデン」という地名が複数あるため、現地報道でも「ヘルダーラント州の」とわざわざ断りを入れています。行政上はドリューテン(Druten)という自治体に属する集落で、報道の一部が「ドリューテンのプール」と表記しているのはこのためです。

亡くなった児童は、近隣のベューニンゲン(Beuningen)の学校に通っていたと伝えられています。ベューニンゲンは州都に近いナイメーヘン(Nijmegen)周辺の自治体で、現場のプールまでは車で20分ほどの距離感にあたります。オランダでは小規模な自治体に温水プールがないことも多く、学校が近隣の市町村のプールへバスで移動して授業を行うのは珍しくありません。

オランダの「学校水泳」とは

オランダは国土の多くが海面より低く、運河・堀・湖沼が生活圏に張りめぐらされた国です。そのため水の事故を防ぐ教育が社会的に重視されており、子どもが泳力証明「ズヴェムディプロマ(zwemdiploma)」を取得することが一種の通過儀礼になっています。学校の授業として近隣プールへ出向く「schoolzwemmen(学校水泳)」は、日本の水泳授業に近い位置づけですが、着衣のまま水に落ちた状況を想定した訓練が含まれる点が特徴的です。

近年は財政難や授業時間の制約から学校水泳を取りやめる自治体も増えており、「泳げない子どもが増えているのではないか」という議論がたびたび起きてきました。今回のような事故は、そうした議論とは別の文脈ではあるものの、オランダ社会で水と子どもの安全が繰り返し語られてきた背景を映しています。

学校とコミュニティの反応

児童が通っていた学校では深い悲しみが広がっていると報じられています。オランダの学校では、こうした出来事があった際にカウンセラーや専門支援チームが入り、同級生や教職員のケアにあたるのが一般的です。人口数千人規模の地域社会では、児童の死は学校の枠を超えて地域全体に波及します。

何が起きたのかという具体的な経緯や原因については、現時点で公表されている情報は限られています。プールでの急変は溺水によるものとは限らず、持病や体調急変が背景にある場合もあり、原因の特定には時間がかかるのが通例です。現地報道の範囲を超えた断定は避けるべき段階と言えます。

日本でも学校のプール授業中の事故は繰り返し課題として取り上げられてきました。監視体制や緊急時の対応手順、AEDの配置といった論点は国境を越えて共通します。水辺と共に暮らしてきたオランダでも、こうした悲劇が起きうるという事実は重く受け止められています。

※本記事はオランダの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:NU

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