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台湾沖で台風「杜鵑」発生 進路はS字、20日ごろ大きく転向か

台湾東方海上で台風「杜鵑」が発生。まもなく「中度台風」に発達する見込みで、予測進路はS字を描き20日ごろ大きく転向するとみられる。台湾本島への直撃は避けられそうだが、日本方面への影響が注視されている。

台湾沖で台風「杜鵑」発生 進路はS字、20日ごろ大きく転向か
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この記事のポイント

  • 台湾東方の海上で台風「杜鵑」が発生し、まもなく台湾基準の「中度台風」に発達する見込み。
  • 予測進路はS字型で、9月20日ごろから大きく転向し日本への脅威は軽減される見方が出ている。
  • 台湾本島への直撃の可能性は低いが、日曜以降は湿った空気で雨の確率が高まると伝えられる。
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台湾の東方海上で新たな台風「杜鵑(ドゥージェン)」が発生した。台湾の各メディアが速報で伝えたもので、発生直後から強さの見通しと、やや変わった「進路の曲がり方」に注目が集まっている。台湾の中央気象署(日本の気象庁にあたる機関)の予報では、今後さらに発達し、早ければ翌日にも「中度台風」に強まる見込みだという。

「中度台風」とは──台湾独自の強度分類

ここで日本の読者に補足が必要なのが「中度台風」という表現だ。台湾では台風の強さを中心付近の最大風速に応じて「軽度」「中度」「強烈」の3段階に分類する。日本の「強い」「非常に強い」「猛烈な」という区分とは基準も区切りも異なるため、単純な読み替えはできない。一般的な目安としては、台湾の「中度」は日本でいう「強い」台風の前後に相当するとされ、「中度=中くらいだから大したことはない」と受け取るのは誤解になりやすい。

なお「杜鵑」はツツジを意味する中国語で、アジア各国・地域が持ち寄る台風のアジア名の一つ。台湾では過去にも同名の台風が上陸しており、名前そのものに一定の記憶が伴う。

予測進路は「S字型」、20日ごろに大きく転向

今回とりわけ話題になっているのが進路だ。台湾の気象系SNSアカウントなどは、予測進路が「S字」を描くと指摘している。いったん北寄りに進んだあと、9月20日ごろから大きく向きを変える、いわゆる「大迴転(Uターン)」の展開が見込まれるという。台湾の著名な気象専門家である呉徳栄氏は、この転向によって日本への脅威は軽減される方向だとの見方を示している。

ただし、転向のタイミングや曲がる位置がわずかにずれるだけで影響範囲は大きく変わるのが台風予報の常であり、現時点の進路予想はあくまで暫定的なものと見るべきだろう。現地報道では、この週末に日本へ渡航する人に対し、航空便の欠航・遅延などの可能性を念頭に杜鵑の動きを確認するよう呼びかけている。

台湾本島への直接的な影響は限定的か

台湾本島については、進路が本島から離れていく想定のため、直撃の可能性は現時点では低いとみられている。一方で、島内は各地で徐々に晴れ間が戻るものの、日曜以降は水気が再び増え、一部地域で雨の確率が高まると伝えられている。台風本体から離れていても、周辺の湿った空気が天気を崩す典型的なパターンだ。

台湾は夏から秋にかけて毎年複数の台風に見舞われ、接近時には自治体が「停班停課」(出勤・登校の停止)を判断するなど、社会全体が台風対応に慣れている。それだけに、台湾メディアは発生直後から進路の細部まで詳しく報じる傾向がある。今回の杜鵑も、台湾自身への直接的な脅威というより、「どこへ向かうのか」という一点で関心を集めている形だ。

※本記事は台湾の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:ETtoday新聞雲

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