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タイで洪水被害拡大、29県とバンコクで95万世帯超が被災

タイの防災当局によると、洪水は29県とバンコクに広がり、被災は95万世帯超、死者は22人に上った。バンコクでは道路の冠水が引き始めている。

タイで洪水被害拡大、29県とバンコクで95万世帯超が被災
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • タイの防災軽減局の集計で、洪水の被害は29県とバンコクに及び、被災は95万世帯超、死者は22人に上った。
  • バンコクでは9月29日時点で主な道路11か所の水位がまだ高いものの、都庁は2日ほどで約9割が通れるようになると見込む。
  • 雨季の終わりにあたる9〜10月は上流からの増水が重なりやすく、今後も下流地域での浸水に警戒が必要だ。
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29県と首都で被害、死者は22人に

タイで洪水の被害が広がっています。災害対応を担う内務省の防災軽減局(タイ語の略称は「ポーポー」)がまとめたところ、洪水の被害は全国29県と首都バンコクに及び、被災した世帯は95万を超えました。死者は22人です。

タイには77の都道府県にあたる行政区分があります。バンコクは「県」ではなく特別な自治体の扱いのため、発表では「29県とバンコク」と分けて書かれています。全国の3分の1以上の地域で被害が出ていることになり、影響の大きさがうかがえます。

バンコクでは冠水が引き始める

首都バンコクでも大雨で主な道路が冠水し、通勤や物流に影響が出ました。現地報道によると、9月29日の時点で主な道路のうち11か所では、まだ水位が高い状態でした。

一方、バンコク都庁は、この日の朝は大きな雨雲がなく、道路の水が引き始めていると発表しました。都庁は、主な道路の約9割で2日ほどのうちに水が引き、通常どおり通れるようになると見込んでいます。ただ、この見通しは今後の雨の降り方しだいで変わる可能性があります。

背景:雨季の終わりに重なる洪水の危険

タイの雨季はおおむね5月から10月ごろまでで、9月から10月は雨が特に多い時期です。この時期は北部や東北部で降った雨が、チャオプラヤー川などを通って中部の平野へ流れ込みます。下流にあるバンコクは標高が低く、川の増水と市内の大雨が重なると、排水が追いつかずに冠水しやすいという弱点があります。

タイでは2011年にも大洪水が起き、バンコク周辺の工業団地が長く水に浸かりました。日系企業の工場も多く被災し、サプライチェーンを通じて日本経済にも影響が出たことは、日本でも広く知られています。今回の被害の規模がそこまで大きくなるかは、今のところ分かりません。ただ、被災世帯数を見る限り、地方の生活への打撃は小さくないとみられます。

今後の注目点

10月も雨の多い時期が続くため、上流のダムの放水量や川の水位によっては、下流の地域で新たに浸水が起きるおそれもあります。被災地では、住まいや農地の被害への支援、衛生の確保、復旧の費用などが課題になりそうです。タイに住む日本人や旅行を予定している人は、現地当局の最新情報を確認することが勧められます。

※本記事はタイの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:Thaipost.net

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