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インドネシア・チビノン刑務所に無許可の「豪華区画」、10棟を撤去

西ジャワ州のチビノン刑務所で、許可なく建てられた豪華な居住区画が見つかった。所管省は受刑者が住んでいたと認め10棟を撤去したが、責任追及を求める声が出ている。

インドネシア・チビノン刑務所に無許可の「豪華区画」、10棟を撤去
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この記事のポイント

  • 西ジャワ州のチビノン刑務所で、許可なく建てられた豪華な居住区画が見つかり、10棟が取り壊された。
  • 所管する移民・矯正省は、この区画に受刑者が実際に住んでいたことを認め、調査で不正を確認した。
  • オンブズマンや現地メディアは、建物の撤去だけで終わらせず、責任を明らかにするよう求めている。
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刑務所の中に「高級住宅地」

インドネシアの首都ジャカルタ近郊、西ジャワ州ボゴール県にあるチビノン刑務所で、正式な許可を得ずに建てられた「豪華な区画(クラスター)」が見つかりました。現地の複数のメディアが報じています。「クラスター」は、インドネシアで塀や門で囲まれた小規模な住宅地を指す言葉です。刑務所の中に、一般の収容棟とは明らかに違う住まいがあったことになります。

所管省が受刑者の居住を認める

刑務所を所管するのは移民・矯正省(Kementerian Imigrasi dan Pemasyarakatan、略称イミパス)です。2024年に発足したプラボウォ政権のもとで、旧法務人権省から分かれてできた省です。報道によると、同省の調査チームがチビノン刑務所で不正を確認し、問題の建物10棟を取り壊しました。同省は、この区画に受刑者(インドネシアでは「ワルガ・ビナアン」=指導を受ける住民と呼ばれます)が実際に住んでいたことも認めています。

誰が建設を決めたのか、費用を誰が出したのか、どの受刑者が使っていたのかについては、今回の報道の範囲では詳しく分かっていません。

「取り壊して終わり」でよいのか

この件には、行政を監視する国家機関のオンブズマンも関心を示しています。刑務所の中の不正は公共サービスの「行政の不適正な運用(マラドミニストラシ)」にあたるとして、改善を求める立場を示しました。有力紙メディア・インドネシアも、建物を壊すだけで幕引きにせず、背景にある責任を明らかにすべきだと論じています。

繰り返される「特別待遇」の問題

インドネシアでは以前から、お金や地位のある受刑者が刑務所の中で特別な待遇を受けていることが問題になってきました。2018年には、汚職で服役していた人向けの刑務所で、豪華な独房と刑務所幹部への賄賂が汚職撲滅委員会(KPK)に摘発され、大きく報じられています。刑務所の定員オーバーや職員の待遇の低さが、こうした不正の土台になっているという指摘もあります。

今回の件が一つの刑務所だけの問題なのか、同じような仕組みがほかにもあるのかは、現時点では分かりません。今後は、建設を黙認した職員の処分や、ほかの刑務所の点検にまで広がるのかが注目されます。

※本記事はインドネシアの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:detikNews

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