
この記事のポイント
- ダッタフォーリャが、サンパウロなど主要5地域でルラ氏とフラビオ氏の支持を調べた結果を公表した。
- ルラ氏はミナスジェライス州で差を広げ、サンパウロ州は互角、リオ州ではフラビオ氏が首位に立った。
- ペルナンブコ州ではルラ氏61%、フラビオ氏25%。地域ごとに支持がはっきり分かれる構図となった。
主要州ごとの支持を測った調査
ブラジルの大統領選挙が近づくなか、同国の大手世論調査機関ダッタフォーリャ(Datafolha、有力紙フォーリャ・ジ・サンパウロ系)が、主要な5つの地域ごとの調査結果を公表しました。対象はサンパウロ州、ミナスジェライス州、リオデジャネイロ州、連邦直轄区(首都ブラジリア)、ペルナンブコ州です。現職のルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領と、ジャイル・ボルソナロ前大統領の長男で上院議員のフラビオ・ボルソナロ氏の争いが、地域によってどう違うかが分かる内容です。
ミナスで差を広げ、サンパウロは互角
現地報道によると、ルラ氏はミナスジェライス州で優勢を広げました。サンパウロ州でも支持を伸ばしましたが、フラビオ氏とは互角の状態です。一方、リオデジャネイロ州ではフラビオ氏が首位に立っています。北東部のペルナンブコ州では、第1回投票でルラ氏が61%、フラビオ氏が25%と大きな差がつきました。
地域の色がはっきり出る選挙
ブラジルでは、どの地域で支持が強いかが政治勢力ごとにはっきり分かれています。ルラ氏は北東部の出身で、所得の低い人への支援策を進めてきたこともあり、ペルナンブコ州(ルラ氏の出身州)など北東部で根強い支持があります。一方、ボルソナロ家は政治の拠点をリオデジャネイロに置いてきたため、同州でフラビオ氏が強いのは、この地盤によるものとみられます。
最大の有権者を抱えるサンパウロ州と、それに次ぐミナスジェライス州は、昔から勝敗を左右する重要な州とされています。とくにミナスジェライス州は、全国の結果とこの州の結果がよく一致することで知られ、「ここを制した候補が勝つ」とも言われます。この州でルラ氏が差を広げたことは、陣営にとって明るい材料と受け止められそうです。
決選投票も視野に
ブラジルの大統領選は、第1回投票で過半数を得た候補がいなければ、上位2人による決選投票が行われます。今回の結果は州ごとの調査で、全国の得票をそのまま示すものではありません。また、調査機関によって数字には差があり、別の調査ではフラビオ氏の数字がルラ氏をわずかに上回ったとも報じられています。最終的な結果は、投票率や態度を決めていない有権者の動きに左右されるとみられます。
※本記事はブラジルの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:Estadão




